2005年度提出議案
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「国連緊急平和部隊」の記事における「2005年度提出議案」の解説
提出議案名:H. RES. 180 提出会議名:第109回アメリカ合衆国連邦下院議会 付託委員会:外交委員会 提出日:2005年3月17日 提出者(所属政党別・記載順): 【主提案者】- 1名民主党 アルバート・ウィン議員 【共同提案者】- 8名共和党 ジム・リーチ議員 民主党 エド・タウンズ議員 民主党 イライジャ・カミングス議員 民主党 キャロリン・キルパトリック議員 民主党 ジム・マクガバン議員 民主党 バーニー・フランク議員 民主党 リン・ウールジー議員 (議案提出後、2005年5月2日に追加) 民主党 マイク・ミショー議員 (議案提出後、2005年7月25日に追加) 概要: 国際社会は、90年代だけで約2,000億ドルを紛争管理に費やしたが、より効果的な予防措置を講じていれば約1,300億ドルが節約できていた。 連邦下院議会は、スーダンのダルフール地域において、集団殺害罪、戦争犯罪および人道に対する罪が犯されていることを知った。 国家が集団殺害、戦争犯罪および人道に対する罪を防ぐ能力がないあるいはその意志がないときには、国際社会に介入する権利と義務が存在するというコンセンサスが確立されつつある。 破綻国家は、テロや犯罪、不法取引、人道的危機の温床となるため、合衆国にとって脅威となる。したがって、国家の破綻を予防することは合衆国の国益に適う。 国連は、人道的危機を回避するための介入を行うことが可能な緊急展開能力を保持していない。 UNEPSは、人道上の危機の発生後、より早期に多くの人命を救うための有効な介入手段である。 UNEPSは、既存の国連、地域間機構および国家による平和維持活動に成り代わるものではなく、補完するものである。 UNEPSは、創設の初期費用に約20億ドル、年間維持費約10億ドルで運用可能なため、コストが大幅に削減され米国の国益に合致する。 連邦政府は、UNEPSの創設を促進すべく、国連における影響力と投票権を行使して、国連での採択を促すべきである。 UNEPSは、国連に指定された地域に本拠を持つ常設の機構であり、各地において移動式の本部を持つことにより人道的危機の発生直後に即応できる部隊である。 UNEPSは、国連加盟国から募集された人員によって成り立ち、その人選は厳格に行われ、十全な訓練と統率が実施されるものとする。 1本の指揮系統により様々な特殊技能が統括・運用される専門家集団である。 UNEPSは、10,000~15,000人の人員で構成され、文民、警察、司法、軍隊および救援のプロフェッショナルらによって成り立つ部隊である。
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