200・300番台および400・500番台
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 10:19 UTC 版)
「JR東海キハ75形気動車」の記事における「200・300番台および400・500番台」の解説
キハ75形2次車 編成表 ← 鳥羽・下呂・多治見 名古屋・岐阜 → 編成201 301 : : 208 308 401 501 : : 406 506 キハ75 307の走行音(1561D区間快速) (東海道本線大府 - 金山間、2000年3月10日) この音声や映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声・動画の再生をご覧ください。 1999年に投入された2次車で、快速「みえ」の増発と急行「かすが」用キハ58系・キハ65形気動車の置き換え、また武豊線用の車両置き換えと東海道本線(名古屋)直通列車の増発を目的に日本車輌製造で製造された。この増備により従来武豊線を走っていたキハ40系は名古屋車両区から美濃太田車両区と伊勢車両区に転出した。 基本的な仕様や制御・駆動系は0・100番台に準拠しており、トイレは200番台・400番台に設置するが、同時期製造の313系電車に合わせて以下の変更点が加えられている。 貫通扉上部に前照灯を増設、車体最大高を3.9m→3.63mとした。 転換クロスシートは313系と同様の中折れ機構を持つタイプに変更され、シートピッチも940mm → 910mmとなり、乗降扉付近のスペースを広げ立席定員が増加した。 客室内床面のデザインを変更 ドアチャイムを設置 0・100番台の客室内LED式情報案内装置に組み込まれていたデジタル時計を省略、これに伴う禁煙表示の位置を変更。 400番台には公衆電話が当初から設置されていない。 前面行先表示器の字幕は白地・黒字体に変更(0・100番台も交換)。 400・500番台はワンマン運転対応用として乗務員室後部に運賃表示器・運賃箱を設置し、後部乗降扉に埋め込み式の乗車整理券発行器を設置した。これらは同時期にワンマン対応仕様車として製造された313系3000番台と同一である。座席配置は0・100・200・300番台と同一で、多客時の臨時列車などでは座席指定席車として運用される場合もある。 電気連結器は一般的なものに変更された(0・100番台も交換)。 2020年4月1日現在、201・202・301・302の4両が名古屋車両区に配置されている。 なお、2015年3月10日付けで美濃太田車両区に転属した200・300番台の6両については後述の1200・1300番台に、400・500番台については12両全車が後述の3400・3500番台にそれぞれ改造され、400・500番台は番台消滅している。 キハ75形2次車で運用される急行「かすが」 運転台コンソール(500番台) 室内(300番台)ドア付近につり革を備える 座席(300番台) ドア横の運賃表示器、ドア開閉ボタン、整理券発行機(500番台) ドアスイッチ(300番台) 運転台仕切り壁と貫通路(500番台)写真は車掌乗務時 運賃表示器(左)と情報表示器(500番台)。運賃表示器はその後液晶式に交換
※この「200・300番台および400・500番台」の解説は、「JR東海キハ75形気動車」の解説の一部です。
「200・300番台および400・500番台」を含む「JR東海キハ75形気動車」の記事については、「JR東海キハ75形気動車」の概要を参照ください。
- 200300番台および400500番台のページへのリンク