2000年代 - 2020年代
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「小田急電鉄の鉄道車両」の記事における「2000年代 - 2020年代」の解説
2001年からは、それまでの小田急の通勤車両とは大幅に車両構造を変更し、一層のコストダウンを主眼とした通勤型車両として2代目3000形が登場し、2007年からは東日本旅客鉄道(JR東日本)E233系の車体構造をベースとした車両として2代目4000形も登場した。さらに、2019年度から代々木上原 - 登戸間の複々線対策のため、4000形以来12年ぶりとなる新型車両を導入することが発表された。形式は、2代目5000形である。「より広く、より快適に」をキーワードに、車内空間の広さ、明るさ、安心感、優しさを追求したデザインとなる。2020年3月に営業運転を開始し、2020年度にかけて10両固定編成5本が導入された。最初の6編成の内、第1・2・5・6編成は川崎重工業(現・川崎車両)で、第3・4編成は総合車両製作所で製造され、2021年度の導入分からは日本車輌製造でも製造されている。 上述の経過の中で、通勤車両については標準仕様化が進められ、高度成長期からオイルショック期にかけて製造された2600形・初代4000形・9000形・初代5000形は淘汰されることになった。 一方、2005年には観光用の新型特急車として前面展望室と連接構造を復活させた50000形VSE車が登場、2007年には地下鉄直通用の特急車両として60000形MSE車も登場した。さらに2018年には70000形GSE車が登場している。 2001年にはモノレール線の廃止に伴い、500形も廃車となった。また、2002年には大野工場での入換用に使用されていたデト1とデキ1051が廃車となり、小田急から電気機関車が全廃となった。 2012年3月からは「あさぎり」が、それまでのRSE車と371系による、東海旅客鉄道(JR東海)との相互乗り入れという形態から、再び小田急の車両による片乗り入れの形態に戻されることになり、乗り入れ車両についてはMSE車に全面的に置き換えられることになった。これに伴い、同年3月にはRSE車の定期運用が終了となったほか、10000形HiSE車についても定期運用が終了となった。さらに2018年7月には7000形LSE車も定期運用が終了した。 2016年度からは30000形EXE車の外観・内装リニューアルが開始され、リニューアル車については愛称がEXEαへと変更された。 2018年3月のダイヤ編成により本厚木までJR東日本のE233系2000番台が乗り入れることになり、翌年に伊勢原まで延伸し千代田線からの向ヶ丘遊園行きなどが誕生した。
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