10代目 S15#型(1995年 - 2001年)
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「トヨタ・クラウン」の記事における「10代目 S15#型(1995年 - 2001年)」の解説
キャッチコピーは「美しく、走る。日本のクラウン。」。この代からロイヤルシリーズにもフルモノコックボディーを採用。これにより、先代モデルと比較して100 kg以上の軽量化となる。保守的な流れを汲みながら運動性能の重視へと方針転換が明確に現れたモデルである。3 L車は2JZ-GE(VVT-i)エンジン搭載。 ハードトップ(個人向け、その他)、セダン(法人・公用車、キャブ仕様、その他)のフルラインナップ化(ロイヤルサルーンG-スタンダード)を果たす。コスト削減が図られ、ロイヤルサルーンGにあったエアサスペンションは廃止され、プラットフォームはマジェスタとともに90系マークIIのものと共用することとなった。この代をもってピラードハードトップは最後になった。グレードは「ロイヤルサルーンG」「ロイヤルサルーン」「ロイヤルツーリング」「ロイヤルエクストラ」。主力となる4ドアハードトップはグレードが整理され、廉価グレードは全て「ロイヤルエクストラ(Royal Extra)」に統一された。海外輸出はセダン系が多い中で、アジアの一部地域(香港・シンガポールなど)に少数のハードトップの輸出もある。 1995年8月31日 - 発売。 1995年12月 - セダンをフルモデルチェンジ/クラウン初の四輪駆動車追加。 1996年9月 - 2.5 Lのエンジン1JZ-GE(VVT-i)エンジン搭載車追加。 1997年8月 - マイナーチェンジを実施。衝突安全ボディGOA、SRSサイドエアバッグ採用、VSC(横滑り防止機構)の装備拡大などの改良を行う。当時テレビCMには草刈民代が出演。装備面でも7インチワイド画面のエレクトロマルチビジョン、マルチリフレクター式ヘッドランプディスチャージヘッドランプ(ロイヤルツーリングのみ、ロイヤルサルーンは特別限定車で採用)、クラウン初となるオプティトロンメーターの採用がある。また、ロイヤルツーリングの外観には16インチアルミホイール/ゲート式シフトレバー/スポーティタイプのフロントグリルが採用。1G-FEが140 PSに向上。 1998年8月 - 一部改良。1G-FEがVVT-iに換装され160 PSへパワーアップ。3.0 Lにも四輪駆動車が追加。エレクトロマルチビジョンのCDナビはメーカーオプションで用意され、1999年9月のS17#型が発売された後に、S15#型用としてDVDナビが販売店装着オプション(ナビコンピューターのみの交換)となった。当時テレビCMには諏訪内晶子が出演。 1999年9月 -ハードトップがフルモデルチェンジに伴い、販売を終了。 セダンは継続生産される。 2001年8月 -セダンの生産・販売終了。販売終了前月までの新車登録台数の累計は50万3430台。 4ドアハードトップ(1995年型) 4ドアハードトップ (1995年型)後部 セダン(1995年型) セダン (1995年型)後部
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