黒鉛減速沸騰軽水圧力管型原子炉とは? わかりやすく解説

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RBMK

別名:黒鉛減速沸騰軽水圧力管型原子炉、黒鉛減速炉
英語:Reaktory Bolshoy Moshchnosti Kanalniy

旧ソ連開発運用していた原子炉形式一つ中性子減速するために黒鉛使用するチェルノブイリ原子力発電所採用されていた炉型として知られる

RBMKでは核燃料となるウラン濃縮加工する必要がなく、天然ウランそのまま使用することが可能であるため、安価稼動できるというメリットがある。しかも、高効率エネルギー取り出すことができる。その反面、炉内の状態が不安定になりやすく、リスクが非常に高いという難点を持つ。

チェルノブイリ原子力発電所事故発生後、RBMKは新規に建設されることはなく、現在稼動している炉も国際的に廃炉促されている。リトアニアでは2009年に、EU要請受け入れる形で、稼動していたRBMKを閉鎖している。リトアニア2011年新し原子力発電所建設計画進めている。

こくえんげんそくふっとうけいすいあつりょくかんがた‐げんしろ〔コクエンゲンソクフツトウケイスイアツリヨククワンがた‐〕【黒鉛減速沸騰軽水圧力管型原子炉】

読み方:こくえんげんそくふっとうけいすいあつりょくかんがたげんしろ

アール‐ビー‐エム‐ケーRBMK


黒鉛減速沸騰軽水圧力管型原子炉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/08 23:47 UTC 版)

黒鉛減速沸騰軽水圧力管型原子炉(こくえんげんそくふっとうけいすいあつりょくかんがたげんしろ)は、ソビエト連邦(ソ連)が独自に開発した原子炉の形式。ロシア語ではРБМКРеактор Большой Мощности Канальныйとよぶ。西欧圏ではキリル文字表記をアルファベット読みして頭文字RBMK(Reaktor Bolshoy Moshchnosti Kanalnyy, 英語直訳:"reactor (of) high power (of the) channel (type)", 日本語直訳:高出力圧力管型原子炉)とよび、英語では別の表記としてLWGRLight Water cooled Graphite moderated Reactor、軽水冷却黒鉛減速炉)がある。


  1. ^ 燃料中のウランの残りはウラン238である。低濃縮ウランは、ウラン235濃度が0.7%である天然ウランを濃縮し、ウラン235濃度を2.0 - 2.4%として使用する。
  2. ^ ロシアでRBMKのクルスク1号機が永久閉鎖”. 原子力産業新聞 (2021年12月27日). 2022年3月20日閲覧。
  3. ^ ロシア スモレンスク3号機の運転寿命延長工事が完了 - 海外電力関連 トピックス情報 | 電気事業連合会”. www.fepc.or.jp. 2022年3月20日閲覧。


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