こく‐どうこう〔‐ドウクワウ〕【黒銅鉱】
黒銅鉱(Tenorite)


Somma-Vesuvius Complex,Naples Province,Campania,Italy
Cu2+O 画像の幅約2.2mm、1.3cm
溶岩の空隙に見られる光った鱗片状の鉱物が黒銅鉱です。
黒いススのような外観で見られることが多い鉱物ですが、この産地
のように火山の噴気から生成したものは結晶が見られます。
この産地で発見された鉱物です。
黒銅鉱(Tenorite)


秋田県仙北郡協和町亀山盛鉱山
Cu2+O 画像の幅約3.3cm、4.5cm
黒色の部分が黒銅鉱です。
銅鉱床上部の二次富鉱帯に産出する鉱物で、この標本は斑銅鉱、
輝銅鉱、青鉛鉱、孔雀石を伴っています。
黒銅鉱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/05 23:15 UTC 版)
黒銅鉱 | |
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分類 | 酸化鉱物 |
化学式 | CuO |
結晶系 | 単斜晶系 |
へき開 | なし |
モース硬度 | 3.5 |
光沢 | 金属光沢~土状光沢 |
色 | 黒色 |
条痕 | 黒色 |
比重 | 6.4 |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
黒銅鉱(こくどうこう、tenorite)は銅の酸化鉱物。化学組成 CuO(酸化銅(II))、比重 6.5、モース硬度 4.5、晶系は単斜晶系。イタリアの植物学者ミケーレ・テノーレにちなみ命名された。
黒色不透明でへき開しない。濃塩酸には溶けないが、希塩酸には溶ける。銅二次鉱物として産出し、銅を製造する際の原料となる。
関連項目
参考文献
- 松原聰 『フィールドベスト図鑑15 日本の鉱物』 学習研究社、2003年、ISBN 4-05-402013-5。
外部リンク
- Tenorite(mindat.org)
- Tenorite Mineral Data(webmineral.com)
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