赤銅鉱とは? わかりやすく解説

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せき‐どうこう〔‐ドウクワウ〕【赤銅鉱】

読み方:せきどうこう

酸化物からなる鉱物赤・赤黒色光沢がある。八面体立方体結晶もあるが塊状粒状土状等軸晶系銅鉱床の酸化帯にでき、透明度が高いものは宝石として利用されるキュープライト


赤銅鉱(Cuprite)

赤銅鉱
Likasi,Dem.Rep.of the Congo
Cu21+O 画像の幅約1.1cm

赤色正八面体結晶が赤銅鉱です。
濃色のために黒色見えますが、周辺見え小さな結晶から赤色透明
であることが観察できます

赤銅鉱(Cuprite)

赤銅鉱
Ray mine,Pinal Co.,Arizona,USA
Cu21+O 画像の幅約4.5mm

立方体をした赤銅鉱の結晶です。
赤銅鉱は八面体結晶が有名ですが、立方体針状結晶
なることもあります

赤銅鉱(Cuprite)

赤銅鉱
Daye,Wuhan SE-200km,Hubei,China
Cu21+O 画像の幅約8mm

銅鉱(Chalcotrichite)とも呼ばれる針状をした赤銅鉱の結晶です。
赤い針状結晶美し標本です。

赤銅鉱(Cuprite)

赤銅鉱
Ray Mine,Pinal Co.,Arizona,USA
Cu1+2O 画像の幅約1.6cm

赤み帯びた黒色に近い濃赤色結晶が赤銅鉱です。
赤銅鉱の周辺写っている黒色鉱物デラフォス石(Delafossite)です。

赤銅鉱(Cuprite)

赤銅鉱
Mashamba West Mine,Kolwezi,Western area,Shaba Cu belt,Shaba,Congo
Cu2O 画像の幅約2.3cm

正8面体結晶透明な赤色をした鉱物です。

赤銅鉱

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/05 06:22 UTC 版)

赤銅鉱
赤銅鉱
分類 酸化鉱物
化学式 Cu2O
結晶系 等軸晶系
へき開 なし
モース硬度 3.5 - 4
光沢 金剛光沢
暗赤色
条痕 暗赤色
比重 6.1
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
テンプレートを表示

赤銅鉱(せきどうこう、: cuprite、キュープライト、キュプライト)は鉱物の一種。金属に似た光沢またはダイヤモンド光沢のある紅~赤みがかった茶色の酸化鉱物で、組成は酸化銅(I)(Cu2O)。等軸晶系モース硬度3.5~4。半導体性を持つ。

同じ銅酸化鉱物に黒銅鉱(CuO)があるが、赤銅鉱の方が黒銅鉱に比べ銅含有率が高く産出量が多いため、銅の原料として非常に重要である。美しい赤色をしたものや透明度の高いものは宝石として扱われるが、硬度が低く傷つきやすいため装飾品などには使用できず、専ら観賞用である。

赤銅鉱の結晶

世界の広い範囲で採掘されており、オーストラリアアメリカアリゾナ州モレンシー鉱山、ルーマニアドイツフランスロシアなどが主な産出国である。また、ナミビアツメブ鉱山コンゴ民主共和国鉱山からは宝石として使われる正八面体結晶が採掘される。ツメブ鉱山は様々な高品質の鉱物を産出することで有名である。モレンシー鉱山では、自然銅に混じった塊が採取できる。まれに針状の結晶が集合し、針銅鉱とよばれる。

関連項目

参考文献


外部リンク


「赤銅鉱」の例文・使い方・用例・文例

  • 赤銅鉱.
  • 赤銅鉱という鉱物
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