高取城跡とは? わかりやすく解説

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高取城跡

名称: 高取城跡
ふりがな たかとりじょうあと
種別 史跡
種別2:
都道府県 奈良県
市区町村 高市郡高取町
管理団体 奈良県(昭28・828)
指定年月日 1953.03.31(昭和28.03.31)
指定基準 史2
特別指定年月日
追加指定年月日
解説文: 中世越智氏の據地として重きをなしたところで、盖しその詰城であったと思はれる。天正十三年豊臣秀長大和を領するや、越智氏はこれに属しその後承け脇坂氏本多氏相ついでこれを領したが、寛永十七年に至り植村家政ここに封ぜられ、■来子孫相承けて明治維新至った現在の城郭の構築につき、その沿革は詳でないが、盖し近世初頭営まれ植村氏時代補修されたものであらう。
城は大和平野の南隅に聳える高取山上に営まれ西方金剛葛城連峯に、南方吉野群山相対し俯瞰すれば大和平野吉野川沿岸脚下望み極めて景勝位置占めている。指定地域城郭主要部で、頂上に向って漸次高さを■増してゆく山頂部地形を巧に利して層々郭を連ねて構成され凡そ北部前衛部と南部枢要部とに大別し得られよう。前衛部は谷と堀とによって大手方面城地を■し、蛇行する通路左右に侍屋敷連り門櫓要所扼して枢要部を守る枢要部は高い石垣めぐらす本丸最奥頂上部に置き、二の丸三の丸これに連なり、更に侍屋敷配して守り堅くし、壷阪吉野方面に搦手口を設ける。今天守閣を始め建物はすべて存しないが、天守台、門、虎口等の遺構及び各郭の形態全面にわたる堅固な石垣相俟って旧規を殆どその儘遺しているのは貴重であり、且つ嶮阻中世山城位置を踏■した近世城郭として夙に著名であって学術価値ある遺跡である。



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