こつ‐ぶつ【骨仏】
読み方:こつぶつ
寺に納められた遺骨を集めて粉にし、セメントで固めて作った仏像。
[補説] 各地にあるが、大阪市天王寺区にある一心寺の阿弥陀像が有名。ほぼ10年ごとに造られる。最初の一体は明治20年(1887)に造立。
こつ‐ぼとけ【骨仏】
こつぼとけ 【骨仏】
骨仏
骨仏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 15:38 UTC 版)
お骨佛堂に祀られている。通常はお盆の間だけの施餓鬼法要を年中無休でやっている寺として知られ、また、宗旨に関係なく参詣や1万円からの費用で納骨を受け入れる寺(現在は創価学会のみ受け入れを拒絶している)でもあったため、全国から多くの納骨が集まった。 現在も年中無休で年2万ほどの法要と納骨を受け入れ、10年分をあわせて骨仏が作られている。現在は第七期から第十三期(2007年(平成19年)開眼。1997年(平成9年)から2006年(平成18年)末までの骨で作られている)の骨仏が安置されている。遺骨の総数は200万柱(2020年(令和2年)1月現在)で、大阪市の無形民俗文化財にも指定されている。 廃止された梅田墓地の遺骨も移転し納められている。 また、宇野浩二の小説にもしばしば骨仏が描かれている(『思ひ草』など参照)。 当初は本来の墓のほかに分骨を一心寺に納めて骨仏にして供養するという形態であり、全骨の場合も受け入れてきたが、21世紀に入ってからの改葬や墓じまいの増加の影響で遺骨の持ち込みが急増し、対応しきれなくなったことから、2021年(令和3年)から持ち込める骨壺のサイズを小型に制限し、改葬納骨は受け入れない、という受け入れ制限を2020年(令和2年)1月に新聞広告にて発表した。
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