騎・自動人形に関する用語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/17 00:26 UTC 版)
「閉鎖都市 巴里」の記事における「騎・自動人形に関する用語」の解説
騎 重騎、中騎、軽騎の総称。英語で「バレル」、仏語で「アパレイユ」と読む。 総じて大きな人型機械であり、騎師が記乗する事によって同化、自らの体として操縦する。中でも重騎は別格の存在であり、性能や存在意義において中騎と軽騎を遥かに上回る。ちなみに騎自体はあくまでも素体であり、戦場では装甲服(英語で「ドレス」と読む)をまとう。重騎について 三種の中で最も強く、大きな騎。英語で「ヘビィ・バレル」、仏語で「ルール・デ・マリオネッタ」、独語で「グレーセ・パンツァー」と読む。 戦闘力以上に戦場での象徴・旗印としての意味が強く、重騎の有る無しで戦意は格段に変わるとされている。その全てが職人達によるオーダーメイドであり、凄まじい維持費と制作費がかかるので量産される事はなく、市場も存在しない。最大の特徴は搭乗者の強い意思によって発揮される機体の強化変質「凌駕紋章」であるが、機体全ての凌駕紋章が行える者は殆どいない。 扱いの難しさや少数生産限定という点から、戦車や戦闘機に主力兵器の座を奪われるも、旗印として意味合いから開発は現在でも行われている。 凌駕紋章 重騎の機体表面に彫り込まれた紋章であり、重騎が搭載する最大の特徴。英語で「オーバーエンブレム」、仏語で「エクシードアンブレム」と読む。 記乗者の強い意思に反応し、紋章によって周囲の流体に干渉、紋章が示す形へと機体を変質させる機能。その場合、重騎は機械というよりも人間に近い形となる場合が多い。機体全てを凌駕紋章によって変質させる事は限りなく困難であり、それが可能な重騎師は歴史に名を遺すレベルといえる。なのでほぼ全ての重騎師は機体の一部を変質させる事が出来るのみである(それも非常に難しい)。 記乗 騎師の肉体を遺伝詞分解し、騎と合一する事で機体を操縦する事。英語で「ライトブリング」、仏語で「レクリア」、独語で「シュレイブン」と読む。 重騎師 重騎を駆る者の総称。英語で「ナイトストライカー」、仏語で「ルール・デ・エクリヴァン」、独語で「パンツァー・カバリエ」と読む。 同様に中騎を駆る者は中騎師、軽騎を駆る者は軽騎師と呼ばれる。 守護騎師 仏蘭西各地で国の守護を司っていた騎師の総称。 バルロワ家が王宮守護騎師として治めていたが、没落によってその役は無くなり、他の守護騎師達も革命によって同じく役を失った。しかし未だに強い政治的発言力を持っている。巴里守護騎師(シュバリエ・デ・パリ)のミゼール家もこれの一つ。 自動人形 等身大の人型機械。仏語で「ベル・デ・マリオネッタ」、独語で「ザインフラウ」と読む。 架空都市倫敦で多くの発展を遂げる。中には「自動人形の意思次第で、体が人間へと進化する」機能を持つ機種があり、ロゼッタやベレッタの実家で造られている自動人形達もこの機能を持つ。しかし多くは労働力・愛玩品として存在しており、強い差別対象である事もあって、多くの自動人形は進化する事を諦め、わざと失敗して自壊する場合が多いのが現状である。 川上稔の作品において、ほぼ全てに登場するもの。
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