食品とレシピ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/31 00:47 UTC 版)
屋外向けに通常用いられる食品は、通常の台所向けとは幾分異なっており、また、調理を行う野外活動の種類によっても相違がある。公共のキャンプ場では、食料品店が近いため新鮮な肉や野菜を用いて、様々なレシピを調理できるが、辺疆など、そういった食品を即時に確保できない場所では、水分量が多い新鮮な食品を多く運ぶことができないため、乾燥した肉や野菜、ラーメンやポレンタ、乾燥ポテトフレークのような澱粉食品が主である。両分野の野外活動専門家は、山菜や果実、魚やジビエのような現地で採取できる野生の食物を使う場合もあるが、特に辺境のキャンプにおいては、部分的または完全な菜食となることもある。 キャンプ用の食料は、長時間のハイキングのエネルギー源として高脂肪、高炭水化物であることが多く、ハイカーは(レーションのように)トレイルミックス、チョコレート、エナジーバーのような高栄養の軽食、スポーツドリンク等を主に摂取する。水は非常に貴重であることから、塩素やヨウ素のような殺菌剤や化学処理の風味を抑える粉末ジュースも重要な食料である。 レシピは相当な計画と準備を念頭にいれ、家庭で材料を下調理して野外で調理するものが多い。多数のフリーズドライ食品(食材と料理の両方)がアウトドア用品店で販売されており、水を加えるだけの即席食品(シリアル、ソースで味付けしたパスタや米、即席スープ)もスーパーマーケットで容易に入手できる。一方、野外活動専門家は、各ハイカーが生の食材を選択して野外で下調理から行うことを支持している。
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