雨の強さ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 21:36 UTC 版)
雨の強さ、一定時間に降る雨の量を雨量(うりょう)と言う。雨量は、雨量計と呼ばれる直径20cmの円筒形の器具で測定し、その深さをミリメートル(mm)で表現する。通常用いるのは1時間の雨量(時間雨量)だが、短時間の降雨の強さを表すために10分間雨量などを用いることもある。なお、雪や霰などの雨以外による降水も含めた場合は降水量と言う。 気象庁では、雨の強さの表現を時間雨量により次のように分類している。 分類1時間雨量イメージ周囲の様子や影響小雨数時間続いても1mm未満 弱い雨3mm未満 やや強い雨10mm以上 20mm未満 ザーザーと降る。 雨の音で話し声が良く聞き取れない。地面一面に水たまりができる。 強い雨20mm以上 30mm未満 土砂降り。 傘をさしていても濡れる。車のワイパーを速くしても前が見づらい。側溝や下水、小さな川があふれ、小規模の崖崩れが始まる。 激しい雨30mm以上 50mm未満 バケツをひっくり返したように降る。 道路が川のようになる。車のスピードが速いとブレーキが効かなくなる(ハイドロプレーニング現象)。山崩れ・崖崩れが起きやすくなり、危険な場所では避難の準備が必要。都市では下水管から雨水があふれる。 非常に激しい雨50mm以上 80mm未満 滝のように降る。ゴーゴーと降り続く 傘は全く役に立たなくなる。水しぶきであたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなる。車の運転は危険とされる。多くの災害が発生する。都市部では地下室や地下街に雨水が流れ込む場合がある。マンホールから水が噴出する。土石流が起こりやすい。 猛烈な雨80mm以上 息苦しくなるような圧迫感がある。恐怖を感じる。 雨による大規模な災害の発生するおそれが強く、厳重な警戒が必要。 また、災害の恐れのあるような雨を「大雨」、その程度が激しいものを「豪雨」と言う。
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雨の強さ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 08:49 UTC 版)
気象庁が1時間雨量によって定めた雨の強さは以下の通りである (平成12年8月作成・平成14年1月一部改正・平成29年3月一部改正・平成29年9月一部改正)。 雨の強さと降り方 (気象庁)表現1時間雨量 (mm)人の受けるイメージ人への影響屋内 (木造住宅を想定)屋外の様子車に乗っていてやや強い雨10以上~20未満 ザーザーと降る 地面からの跳ね返りで足元がぬれる 雨の音で話し声が良く聞き取れない 地面一面に水たまりができる 強い雨20以上~30未満 どしゃ降り 傘をさしていてもぬれる 寝ている人の半数くらいが雨に気がつく ワイパーを速くしても見づらい 激しい雨30以上~50未満 バケツをひっくり返したように降る 道路が川のようになる 高速走行時、車輪と路面の間に水膜が生じブレーキが効かなくなる(ハイドロプレーニング現象) 非常に激しい雨50以上~80未満 滝のように降る(ゴーゴーと降り続く) 傘は全く役に立たなくなる 水しぶきであたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなる 車の運転は危険 猛烈な雨80以上~ 息苦しくなるような圧迫感がある。恐怖を感ずる
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