防災・減災への取り組み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 13:56 UTC 版)
「ピースボート災害支援センター」の記事における「防災・減災への取り組み」の解説
自然災害の発生しやすい日本において、お互いの命や生活を守るために、防災・減災を学ぶ機会を提供している。また、有益な支援活動ができるように多様なセクターが連携し協働できるネットワークを構築している。 防災減災教育 災害大国言われる日本では、今後も南海トラフ地震や首都直下地震など大規模震災が想定され、また毎年のように台風や集中豪雨による水害が発生している。日本全国、どの地域でも災害が起こる可能性がある。PBVでは、これまでの災害支援の経験をもとに、災害ボランティア・トレーニングや各家庭、地域での防災教育、災害ボランティアセンターの運営研修、避難所運営研修などを実施している。その他、ワークショップや講演、イベント、冊子を通して災害対応を検討する事や被災地に訪れるプログラムなど、多様な防災教育に取り組んでいる。 ネットワークづくり 地域での防災・減災を担うボランティアを育成するとともに、そのボランティアが大規模災害時には地域を越えて助け合える仕組みづくりを目指している。また、災害時には公的機関と民間がお互いに連携・協働することも重要であるから、平時から様々なネットワークに参加し「顔の見える関係」を構築している。国連国際防災戦略事務局。 [加盟しているネットワーク] 全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD) ジャパン・プラットフォーム(JPF) 国際協力NGOセンター(JANIC) 日本NPOセンター(JNPOC) 東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN) 震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな) 防災・減災日本CSOネットワーク(JCC-DRR) NGO安全管理イニシアティブ(JaNISS) 支援の質とアカウンタビリティ向上ネットワーク(JQAN) 国民生活産業・消費者団体連合会(生団連) 民間防災および被災地支援ネットワーク(CVN) 東京都災害ボランティアセンター アクションプラン推進会議 おおさか災害支援ネットワーク(OSN) 新宿NPOネットワーク協議 Global Network for Disaster Reduction(GNDR) 女性防災ネットワーク・東京(GDNーT) 第3回国連防災世界会議 2005年に神戸で行われた第2回会議では、「兵庫行動枠組(HFA)」が採択され、10年間に渡って各国の防災・減災の指針となってきた。2015年3月に「第3回国連防災世界会議」が仙台で開催され、2030年までの国際的な防災・減災の枠組みである「仙台防災枠組2015-2030」が採択された。第3回会議では、東北各地で活動するボランティアや市民社会の経験を共有するため、2015防災世界会議日本CSOネットワーク(JCC2015現在:JCC-DRR)が設立され、PBVは共同事務局を担った。市民参加型の世界会議になるようJCC2015が中心となり「市民防災世界会議」が開催され、東北の声や市民社会の経験を伝える様々な企画が行われた。 災害に強い都市「レジリエント・シティ」キャンペーン 2014年、ピースボートは、国連防災機関(UNDRR)が進める災害に強い都市づくりに向けた世界防災キャンペーン「Making Cities Resilient: My City is Getting Ready」の公式パートナーとなった。災害の被害を最小限に抑えるために、各国の地方自治体における防災・減災対策の促進を呼びかけいる。ピースボートとPBVは、年間3回の地球一周の船旅を通して、メッセンジャーとなって訪れる都市にキャンペーンを紹介し、船をトレーニングや議論を実施する「場」として活用している。また、各国から集ったユースリーダーの人材育成や国境と越えたネットワーク作りも実践している。
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