かど‐ぜっきょう〔‐ゼツキヤウ〕【門説経】
門説経
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/27 20:02 UTC 版)
門説経(かどぜっきょう、かどせっきょう)は、日本の中世から近世前半にかけてさかんに行われた語りもの芸能(節をつけて語られる物語)で、説経節を屋敷の門口や街の路上で語り、金品を請うた門付芸[1]。また、その語り手のことも門説経と称した。
注釈
- ^ 説経の者は、中世にあっては「ささら乞食」とも呼ばれた。ささらとは、茶筅を長くしたような形状をしており、竹の先を細かく割ってつくり、「ささら子」という刻みをつけた細い棒でこするとサラサラと音のする、楽器というより本来は洗浄用具。説経者はこれを伴奏にした。室木(1977)p.404
出典
- ^ a b c d e f 岩崎・山本(1988)pp.576-577
- ^ a b c d 郡司(1953)pp.388-389
- ^ 荒木「解説・解題」(1973)pp.313-317
- ^ a b 荒木「解説・解題」(1973)pp.307-310
- ^ a b 室木「解説」(1977)pp.393-399
- ^ a b 千葉(2012)pp.87-88
- ^ 室木「解説」(1977)pp.411-414
- ^ a b 吉川(1990)pp.43-44
- ^ a b 壺齋散人(引地博信). “『日本語と日本文化』「説経の世界」”. 2014年2月19日閲覧。
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