鎌倉五山の寺格とは? わかりやすく解説

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鎌倉五山の寺格

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 00:27 UTC 版)

鎌倉五山」の記事における「鎌倉五山の寺格」の解説

京都・南禅寺 - 別格上位 建長寺 - 第一位 建長寺けんちょうじ)は、神奈川県鎌倉市山ノ内にある禅宗寺院で、臨済宗建長寺派大本山である。山号を巨福山(こふくさん)と称し正式には巨福山建長興国禅寺(こふくさんけんちょうこうこくぜんじ)という。 鎌倉時代建長5年1253年)の創建で、本尊地蔵菩薩開基創立者)は第5代執権北条時頼開山初代住職)は南宋禅僧蘭渓道隆大覚禅師)で、第二世は同じく南宋兀庵普寧である。鎌倉五山第一位境内は「建長寺境内」として国の史跡指定されている。 円覚寺 - 第二位 円覚寺えんがくじ)は神奈川県鎌倉市山ノ内にある寺院山号瑞鹿山(ずいろくさん)と称し正式に瑞鹿山円覚興聖禅寺(ずいろくさんえんがくこうしょうぜんじ)と号する臨済宗円覚寺派大本山であり、鎌倉五山第二位に列せられる本尊宝冠釈迦如来開基北条時宗開山無学祖元(仏光国師)である。なお、寺名は「えんがくじ」と濁音で読むのが正式である。 鎌倉時代弘安5年1282年)に第8代執権北条時宗元寇戦没者追悼のため中国僧の無学祖元招いて創建した北条得宗祈祷寺となるなど、鎌倉時代通じて北条氏保護された。 寿福寺 - 第三位 寿福寺じゅふくじ)は、神奈川県鎌倉市扇ヶ谷にある臨済宗建長寺派寺院である。鎌倉五山第三位寺院である。山号亀谷山(きこくさん)と称し寺号詳しく寿福金剛禅寺という。本尊宝冠釈迦如来開基創立者)は北条政子開山初代住職)は栄西である。鎌倉三十三観音霊場24番鎌倉二十地蔵18番境内は「寿福寺境内」として1966年昭和41年3月22日、国の史跡指定された。 浄智寺 - 第四位 浄智寺じょうちじ)は、神奈川県鎌倉市山ノ内にある禅宗寺院臨済宗円覚寺派属する。鎌倉五山第四位。山号を金宝山きんぽうざん)と称する中世から江戸時代にかけて「金宝山」と「金峰山」が混用されてきた。本尊阿弥陀如来釈迦如来弥勒如来三世仏で、それぞれ過去・現在・未来象徴する開基創立者)は第10代執権北条師時開山初代住職)は南洲宏海、大休正念兀庵普寧の3名が名を連ねる境内は「浄智寺境内」として国の史跡指定されている。 浄妙寺 - 第五位 浄妙寺じょうみょうじ)は、神奈川県鎌倉市にある臨済宗建長寺派禅宗寺院山号稲荷(とうか)山。詳名は「稲荷山浄妙廣利禅寺」という。本尊釈迦如来開基創立者)は足利義兼開山初代住持)は退耕行勇鎌倉五山第五位。鎌倉三十三観音霊場第9番。 寺には婦人病霊験のある神とされる淡島明神立像安置することから、婦人病祈願所とされている。境内墓地には足利貞氏の墓とされる宝篋印塔がある。また、裏山には、鎌倉地名まつわる伝説が残る「鎌足稲荷」がまつられている。 建長寺 円覚寺 寿福寺 浄智寺 浄妙寺

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