銃の製作とは? わかりやすく解説

銃の製作

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/17 20:22 UTC 版)

サミュエル・コルト」の記事における「銃の製作」の解説

フリントロック式銃を改良して特許取ったボストン市民、E・Hコリアー足跡辿って1835年イギリス渡り最初特許(第6909号)を取得した。この時、銃の製造者イギリス役人はその銃に欠陥を見つけられなかったので、特許付与躊躇していた。次にフランス渡ってその発明販売促進を行う。2007年発行の「時の魂」によればコルトアメリカフランスの間に起こりつつあった紛争気付いたが、愛国的な大望祖国仕えることであり、船で戻ることにしたが、その帰路の中、イギリス入って調停したことを知り祖国仕えた大望消えてしまった。ニュージャージー州パターソン武器造ることを決めたのは、この出来事の時と考えられている。家に戻るとすぐワシントンD.C.急行し1836年2月25日に後に第X9430号とされた「リボルバー拳銃」で特許取得した。この器械1839年8月29日付け特許第1304号は、コルトのパターソン・ピストルと名付けた回転式後装填折り返し引き金武器基本原理保護するになった1836年4月ニューヨーク州ニュージャージー州投資集めて株式会社設立投資家政治的なコネ使って3月5日ニュージャージー州議会認可を得、社名は「コルト特許武器製造会社」とした。コルトは、銃が売れるごとに自分特許権に応じて特許使用権料を受け取こととし、もし会社解散した場合は、特許権自分戻されるという契約にした。 この最初の「実使用リボルバー最初連続発射火器」は、パーカッション式技術集約することで可能となった。これは後に工業文化遺産に繋がる始まりであり、軍事工学発展計り知れない貢献果たした皮肉なことに、後に革新的な改良行った銃の名前が「ピースメーカー」だったことは象徴的である。 コルト自分設計したものが、コリアー回転式フリントロック銃単なる実用化であったので、リボルバー発明したとは言わなかった。コリアー発明イギリス特許取得しており、そこでは大きな評価があった。だが幸運なことに、類似の請求行ったライバル発明家ダーリング兄弟より、2ヶ月早く特許確保できていた。 コルト互換性のある部品の製作にも大きな貢献果たしている。当時の銃は手作り高価だったが、一部部品は既に機械作られていたので、全ての部品機械作ることと、部品互換性持たせることを考えた。すなわち次の目標製造ラインであった。父に宛てた手紙で「最初作業者は最も重要な部品2,3受け持ち、...確認して次の者に渡す。次の者部品組み立てさらに次の者に渡す。その次の者は、と同じよう繰り返して最後に完成品仕上げる。」と書いている。

※この「銃の製作」の解説は、「サミュエル・コルト」の解説の一部です。
「銃の製作」を含む「サミュエル・コルト」の記事については、「サミュエル・コルト」の概要を参照ください。

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