金栗家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 10:01 UTC 版)
「いだてん〜東京オリムピック噺〜」の記事における「金栗家」の解説
熊本県玉名郡春富村に在住。元は代々続く造り酒屋であったが、病弱である信彦の代で廃業し、実次の収入と農業で生計を立てている。 金栗実次(かなくり さねつぐ) 演:中村獅童(幼少期:中澤準) 四三の長兄。役場で働く一方で、病弱で早世した父に代わり家長として四三を見守る。 登校を嫌がる幼い四三を叱咤し「学校部屋」と称する小部屋に閉じ込めたり、危篤の父に対し最後の願いとして四三の中学進学を認めさせるなど、四三の勉学への道に情熱を注ぐ。四三の東京高師進学を応援し、その際、治五郎の座右の銘「順道制勝」に深い感銘を受ける。四三から送られた、校内の長距離走で3位になった報告の手紙に対して、勉学に打ち込むよう叱責する返事を送るが、四三がオリンピック代表選手に選ばれた際には喜び、渡航費用の工面に奔走。春野スヤの紹介により、庄屋の池部家から土地を売った代金という名目で、渡航費を貰い受ける。 その後四三がオリンピックから帰ってくると、スヤとの縁談を進めるため詳細を一切伝えないまま彼を熊本に呼び戻す。四三の義母である幾江には頭が上がらない。 関東大震災から5年後、熊本に戻るよう四三を促し嘉納治五郎とも初めての対面を果たして帰った後、急性肺炎で亡くなった。 金栗信彦(かなくり のぶひこ) 演:田口トモロヲ 四三の父。胃弱であるため代々金栗家で続いていた造り酒屋を廃業している。西南戦争の折、家に乗り込んできた官軍から先祖の刀を守った。 病弱な四三を丈夫にするため、その当時第五高等中学に赴任していた嘉納治五郎に四三を抱っこしてもらおうと街まで行くが失敗。しかし家族には抱っこをしてもらえたと説明し、最後までその嘘を貫き通して死去する。 金栗シエ(かなくり シエ) 演:宮崎美子 四三の母。長距離走で入賞した四三に、将来は教職になると思い東京高師に入れているのだから遊んでいないで勉強するよう手紙で叱りつける。しかし四三がオリンピック代表選手に選ばれると、神棚に手を合わせ健闘を祈るようになる。昭和11年時点では、既に故人であることが幾江の口から語られる。 金栗スマ(かなくり スマ) 演:大方斐紗子 四三の祖母。 金栗キヨメ(かなくり キヨメ) 演:川面千晶 実次の妻。自身の出産時の呼吸が、四三独特の呼吸法のヒントとなる。 又作(またさく) 演:白石拳大 四三の次兄。 松雄(まつお) 演:深田真弘(幼少期:伍藤奏) 四三の三兄。 エツ 四三の長姉。 ソヨ 四三の次姉。 末子(すえこ) 演:山口朋華(幼少期:りり花) 四三の妹。 金栗初太郎(かなくり はつたろう) 演:吉田翔 実次の息子、四三の甥。
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