野球場としての使用時
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 05:29 UTC 版)
野球開催時にはバックスクリーンに相当する箇所の客席約1,000席分を使わないため、総客席数は40,000人強となる。デラックスシート設置により現在の座席配置となった2007年には北海道日本ハムファイターズ主催時のプロ野球公式戦では満員時の観客数は42,222人、2009年は42,328人と発表されているが、この数字はグラウンド部分を観客席として解放しない際の定員数と考えられている。日本野球機構(NPB)が主催し入場者数を発表する日本シリーズでは、現在の座席配置になってからは2007年の日本シリーズ第2戦で記録された40,770人が最多入場者数となっている。 プロ野球では一般的に、ホームチームのベンチは1塁側だが札幌ドームでホームとなる北海道日本ハムファイターズは3塁側のベンチを使っている。これは2014年シーズンまではスコアボードが1塁(ライト)側にしか設置されてなく3塁側からの方が見やすかったことや、メインの北側入場ゲート及び最寄の地下鉄東豊線福住駅からのアクセスがよいことなども理由となっている。福住駅~国道36号線方面より来場する場合、1塁側ではドームの外周を半周して入場する事になる。なお、オープン戦の北海道日本ハムファイターズ対読売ジャイアンツ(巨人)のうち、巨人主催扱いの試合でもベンチ配列は日本ハムが3塁側、巨人が1塁側である。 2006年3月の北海道日本ハムファイターズ主催のオープン戦でバックネット裏を除く内野の防球ネットを試験的に取り外したところ、ファンから好評で安全性も確認されたとして、2006年の北海道日本ハムファイターズ主催の公式戦全戦で防球ネットをはずすことが決まった。ところが、2010年8月にファールボールが直撃し顔面骨折と片目失明の重傷を負った観客の女性が起こした裁判では防球ネットを外して以降、年間約100件のファールボール事故が発生していることが指摘されている。また、フィールドシートの導入に関しては北海道日本ハムファイターズからの要請を受け、サッカー場やイベント会場への転換で可動席の移動が頻繁に行われることから取り外し式のフィールドシートを2009年から設置した。ただしフィールドシートには防球ネットが設置されている。 両翼のポールは脱着式となっており、野球・ソフトボール以外のイベントに使うときはこのポールが取り外される。 2014年から3塁側内野席の一部を応援席とし、その一角にお立ち台となる場所を設置して私設応援団やファイターズガール(チアガール)を常駐させて応援の先導をしている。
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