都営バスにおける概略
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 04:14 UTC 版)
「都市新バスシステム」の記事における「都営バスにおける概略」の解説
東京都交通局(都営バス)では1980年代初頭よりすでに、1982年4月から早稲田営業所管内でバスロケーションシステムの導入を行っていた が、より高度なシステムを追求した結果、都市新バスシステムが開発された。これはバス運行システムの進化を図った上で、停留所施設の充実と定時運行率の向上を目的としたものである。車両も一般路線との差別化を図るため、ハイグレード仕様の「都市新バス専用車」で運行開始した。 1984年3月31日に最初の路線として、都01「グリーンシャトル」が運行開始され、以後およそ2年ごとに1路線ずつ導入が行われた。選定の候補に挙がった路線は他にもあり、都市新バスになれなかった主な路線として、王40 (池袋駅東口 - 西新井駅)、新小21(新小岩駅 - 西葛西駅)、里22(日暮里駅 - 亀戸駅)が挙げられる。 都市新バス全系統に「グリーン」 で始まる路線愛称と、シンボルマークが付けられた。専用の系統番号は、漢字は都市新バスを表す「都」で統一し、数字は都市新バス専用の「00」番台(例:都01)とした。 車体には、都交通局の局紋や現行の「Tマーク」の代わりに、路線愛称とマークを表示したヘッドマークを装備した。路線愛称により、それぞれロゴの書体や色などデザインが異なる。愛称表示は、1997年式のツーステップ車までは行灯、1998年式以降の車両はサボ(裏面は「ノンステップバス」と書かれている)、またはステッカーやマグネットを使用している。 施設や走行環境の整備としては、バス停留所に風防ガラス付き待合室を整備した ほか、起終点停留所においては途中までの所要時間を表示するようにした。都01・都02では、ほぼ全区間で朝ラッシュ時のバスレーン設置が実現した。
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