都営12号線(現・都営大江戸線)用車両の試験
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 07:58 UTC 版)
「馬込車両検修場」の記事における「都営12号線(現・都営大江戸線)用車両の試験」の解説
1986年(昭和61年)4月、地下鉄12号線(現・大江戸線)用の試作車12-000形を使用した各種試験が馬込検車場において開始された。これは12号線用に新しい設備・装置などを採用したことによる試験である。試験線となる10番留置線(現在は撤去、工場用地)にはATC・ATOなどの信号設備や剛体架線を仮設した。 その後、1988年(昭和63年)には鉄輪式リニアモーター式車両の試験を実施することになり、試作車の12-000形の改造に合わせて施設にはリアクションプレートなどが敷設された。この試験は同年4月 - 6月・9月 - 11月に実施され、最終的には12月に地下鉄12号線へのリニアモーター方式の採用が正式に決定した。なお、同車はその後豊島区に払い下げられ、千早フラワー公園にて静態保存されている。
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