過去の非承認国家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 09:47 UTC 版)
「日本が承認していない国一覧」の記事における「過去の非承認国家」の解説
バーレーン(1880 - 1971年) 1880年からイギリスの保護国であったが、1971年の独立宣言とともに国家承認。 ブータン(1907 - 1971年) 1910年のプナカ条約でイギリスが外交権を取得して保護下に置き、インド独立以降はインドの保護国であった。1971年9月、日本はブータンの国連加盟の共同提案国となり、黙示の国家承認を行う。1986年に外交関係樹立。 オマーン(1862 - 1971年) 1862年のカニング裁定以降イギリスの保護下にあったが、1971年に保護関係を解消し、同年に日本政府は国家承認を行った。 カタール(1916 - 1971年) 1916年からイギリスの保護国であったが1971年の独立宣言とともに国家承認。 トルーシャル・オマーン(1820 - 1971年) トルーシャル・オマーンはアブダビ、アジュマーン、ドバイ、フジャイラ、カルバ、ラアス・アル=ハイマ、シャールジャ、ウンム・アル=カイワインの8首長国からなるイギリスの保護国(このうちカルバ首長国は後にシャールジャ首長国が併合)。1971年12月に ラアス・アル=ハイマを除く6首長国が アラブ首長国連邦を結成し、同時に国家承認した。 中華人民共和国(1949 - 1972年) 中華人民共和国の建国から20年以上にわたって日本は同国を承認していなかったが、1972年9月29日に両国首脳が北京で日中共同声明に調印したことにより、両国は正式に国交を樹立した。 アンドラ (1993年) 1993年2月、新憲法がアンドラ国会で可決、同年3月に住民投票で承認され、国家として独立した。フランス及びスペインは同年6月1日に,アンドラ公国を主権国家として明示的に承認した。同年7月には,アンドラの国連加盟が加盟国の全会一致で認められた。1993年12月7日に日本政府は国家承認した。独立から日本が国家承認するまでの数か月間は非承認国家となる。なお1993年3月前については、スペインのウルヘル司教とフランス大統領の共同統治という特異な形態のため、扱いは不明である。 クック諸島 (2001 - 2011年) 1965年に自治権を獲得し、ニュージーランドとの自由連合を形成した。2001年の共同宣言において、クック諸島は主権独立国家であると宣言したが、10年間の間日本政府は国家承認を行わなかった。2011年3月25日に日本政府は国家承認した。 ニウエ(1974 - 2015年) 1974年に憲法を制定して自治権を獲得し、ニュージーランドとの自由連合を形成した。日本政府は独立国家として承認してこなかったが、2015年5月15日に国家承認することを閣議決定した。
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