過去の製品の概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/25 03:49 UTC 版)
2005年春までのプラズマ・液晶テレビでは、大手メーカーでは唯一チューナーセパレートタイプ(モニターと専用チューナーボックスを別売、またはセット販売)が特徴であった。一部機種ではチューナーボックスにHDDレコーダーやDVDレコーダー機能を統合しており、2006年以降に大きなトレンドとなったテレビ・レコーダー間の連携(ビエラリンク・AQUOSファミリンク等)を先取りした製品であった。 2005年秋の新製品から市場のニーズに合わせて一体型に変更した。一部モデルはテレビ本体にハードディスクを内蔵しており、「録画もできるプラズマ」がキャッチコピーだった。自社のDVDレコーダーへのムーブも可能となっている(この点は後述)。 2007年4月には、業界初となるiVDR(着脱可能な2.5インチHDD)拡張スロットを録画用に内蔵(3.5インチHDDとは別に搭載)したプラズマテレビ・液晶テレビを発売。キャッチコピーは「今度のWoooは世界初」。 2007年12月には、製品化された液晶テレビとしては最も薄い(発売当時。2008年2月、AQUOS XJシリーズが薄さ34mmで記録を更新した)35ミリメートル(最薄部)のWooo UTシリーズを発売。再びチューナーセパレートタイプとなった。ディスプレイ部とチューナー部は別売オプションを使って無線で接続することも可能である。 2008年春モデル(02シリーズ)では普及モデルには現行ハイビジョン放送の1080iの放送形式を水平方向に関しては画素変換せずにそのままを映すことの出来る1080HDブラックパネル、上位モデルにはフルハイビジョンと呼ばれる1080フルHDブラックパネルを使用している。パネルを宮崎県の日立プラズマディスプレイ宮崎事業所で生産していることもあり、宮崎県知事・東国原英夫(当時)の会見などでもよく目にする。県知事自身も自宅にWoooを購入する際、自身のブログなどにも記載し話題になった。 2009年春モデル(03シリーズ、UT800シリーズ)ではプラズマテレビはパネルの自社生産からパナソニックからの供給(パネルの供給のみでその他の部品生産、組み立ては自社)へ変更。UTシリーズ並びに37インチ以上のテレビはすべてHDD内蔵・iVポケット搭載・アクトビラ対応となり、HDD非内蔵・iVポケット非搭載・アクトビラ非対応機種は32インチ以下(32インチのHDD内蔵・iVポケット搭載・アクトビラ対応機種はある)のみとなる。なお、このモデルから01シリーズ、02シリーズに搭載された運転点灯のブルーライトはこの03シリーズから従来のグリーンになった。UT800シリーズに対してはテレビ部分のロゴ下のブルーライトは外している。(UT800シリーズのモニターのみ搭載されている。)その代わりにインテリジェントオート高画質センサーが搭載される。日立プラズマディスプレイの宮崎事業所は太陽光発電の生産拠点として昭和シェル石油へ売却された。 UTシリーズには業務用としてチューナーレスモデル(BX700J・BH700J)も用意されている。
※この「過去の製品の概要」の解説は、「Wooo」の解説の一部です。
「過去の製品の概要」を含む「Wooo」の記事については、「Wooo」の概要を参照ください。
- 過去の製品の概要のページへのリンク