逃走・逮捕
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 06:25 UTC 版)
地下鉄サリン事件直前の3月20日未明、クシティガルバ棟にも強制捜査が入ると考えて収集した論文を焼却処分し、実験データ・マジックマッシュルーム・信徒仲間から集めた現金30万円を持って、部下の信徒Hの運転する車で逃走、各地を転々とした。逃走中、川越のアジトで会った井上嘉浩に「あれ(VX)、すごいね。永岡は顎が外れたみたいだよ」と言われ、自分の生成したVXが被害者の会会長VX襲撃事件に使われたことを初めて知ったという。 4月中旬に村井秀夫から連絡を受けて上九一色村の教団施設へ戻った。第2サティアンの地下2階の隠し部屋でピアニスト監禁事件関与などで指名手配中の信徒を匿うよう指示され、4月20日から隠し部屋に潜伏。4月26日に警察により隠し部屋が発見され、16時27分に遠藤誠一ら7人と瞑想しているところを犯人隠匿容疑で現行犯逮捕された。未だ指名手配はされておらず、逮捕状も発行されていなかったが、テレビ報道などで「サリン生成責任者」として名前が挙がっていた。土谷は逮捕前、電車に乗った際に週刊誌の吊り広告や駅売店の新聞を見て、自分が顔写真付きで「化学班キャップ」として報じられていることを知っていたという。 逮捕後は「(坂本事件も松本事件もオウムとは無関係だと思っていたので)信徒が大勢逮捕されることで教団の嫌疑が晴れる」と意気込みを感じていたが、大崎署に連行された時に「沿道に溢れたマスコミや一般人からのカメラのフラッシュを浴び、とんでもないことに巻き込まれた、悪のヒーロー・極悪人のように扱われていると思った。意気込みは吹き飛んだ」 と話した。 逮捕後、接見に来た青山吉伸弁護士の指示に従い、麻原彰晃を守るために黙秘していたが、取り調べに当たった警部から、麻原彰晃が内乱罪で逮捕される可能性があることを聞かされて供述を始め、7つの事件への殺人罪などに問われ再逮捕・起訴された。
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逃走・逮捕
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 06:49 UTC 版)
強制捜査にそなえて証拠隠滅工作を行った後、逃走資金3,000万円を持って信者9名と九州方面に逃亡、温泉街で豪遊する。その後、村井秀夫の指示で上九一色村の教団施設に戻り、違法薬物等を隠匿した。第2サティアンの地下2階の隠し部屋に土谷正実らとともに潜伏し、4月26日16時27分に瞑想しているところを土谷とともに逮捕された。逮捕時、捜査状況をメモした大学ノート・名刺・現金120万円・PSI等を持っていた。松本サリン事件の実行犯、地下鉄サリン事件の共同正犯、駐車場経営者VX襲撃事件 などで殺人及び殺人未遂などの罪で起訴された。5月15日、取調官に麻原の逮捕状を見せられると、「(麻原は)末期がんで死にそうなので大事に扱ってください」と頼んだ上で、麻原が第6サティアンの隠し部屋にいることを自供した。
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