退魔士関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 20:25 UTC 版)
五行 宗吾(ごぎょう そうご) 退魔士の名門・五行家の現当主。聖の父親。5巻から登場した。エルニとは旧知の間柄だが、エルニと会って早々他人のフリをしている。その理由は後に判明する。 橘の部下を軽くいなした忍をいたく気に入っており、「退魔士にならないかね?」としつこく勧誘してくる。忍その気になって退魔士としての技を教えて欲しいと思って何度も訪れているが、そのたびに仕事で屋敷を開けているためなかなか会えずにいる。何度かあって指導を受けてもらう機会もあったが、やはり多忙のせいで席を外すことも多い。 11巻でエルニとの関係が明らかとなる。昔、エルニと知り合い、彼女に支えられながら生活していた時期があった。しかし、ある日、エルニは置き手紙を残して姿を消してしまった。その後、世界中を探し回り、再会するものの、その時やっとエルニが姿を消した理由を悟る。そして、エルニへの未練を断って現在に至る。エルニと会った際、他人のフリなど避けるようにしていたのは、彼女を悲しませないためであったことが判明する。 今までは薫の父親を手にかけた負い目から薫と向き合うことができずにいた。しかし、聖の「半人半魔の奴隷制度をなくしたい」という目的の第一歩として、「薫を大学に通わせる」という行動に協力する。まだ未熟な聖に代わって意見を通し、自分の立場が悪くなることも厭わず「娘を学校に通わせてなにが悪い」と娘たちのために尽力している。 五行 修一(ごぎょう しゅういち) 聖の弟。聖や薫からは「修くん」と呼ばれている。なずなの先輩にあたり、彼女とも顔見知り。「ああ見えて面白い人」となずなに言われている。容姿はよく姉に似ており、イケメン好きの千早からも好意を向けられている。しかし、薫曰く「ライトM」とのこと。 当初、薫からは「坊ちゃま」と呼ばれているが、口を滑らせた彼女から「あのバカ」と言われている辺り、薫には好かれていない模様。その理由は、彼が幼少期の頃から薫を嫌っていたからである(後述)。 姉・聖が退魔士としての力を持っていることが小学校に知れ渡ったとき、弟の彼も学友から怖がられ仲間はずれにされていた。当時小学1年生だったにも関わらず、「大好きな姉を助けたい」という想いから姉の前では傷付いていないように振る舞い、その強さを見込まれて父からは時期当主になることを告げられていた。 薫との「約束」を守るため聖は退魔士を目指すことを決め、いつまた姉が異能を知られて迫害されるかわからない状況になってしまった。姉を守るために当主を次ぐことを決めた彼にとって、姉が退魔士を続ける理由である薫が許せなかった。そのため修と薫の仲は不仲だったが、それも時とともに薄れ行き、次第に薫のことを家族として受け入れていくようになっていった。 忍と会話をした時には敬語だったが、独白では姉よりの言葉遣いであった。 今までは存在が会話の中に出てくる程度だったが、ついに8巻にて登場する。ただ一コマだけの登場であり、ストーリーにはほとんど絡まない。 橘(たちばな) 宗吾の部下で、女性退魔士。4巻から登場。部下を引き連れていることから、階位の高さが窺える。 聖の試験官として、薫と聖の対決に立ち会った。 5巻では、脱走した薫を部下とともに追跡するも、後一歩のところで部下たちは忍によって打ち倒されてしまう。その後も、たまに登場している。 なお、薫によれば「橘」の家系は「五行」と比肩する「四天王」に数えられるほどの血筋とのこと。 コミカライズ版では薫と一緒に忍と聖のキスシーンを撮影するなどコミカルな部分が見られた。
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