軍艦旗の掲揚とは? わかりやすく解説

軍艦旗の掲揚

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 05:13 UTC 版)

軍艦旗」の記事における「軍艦旗の掲揚」の解説

平時において、軍艦は、停泊中は午前8時から日没までの時間航海中は常時艦尾旗竿ないし斜ガフ)に軍艦旗掲揚する戦闘時においては戦闘旗としての掲揚が行なわれる海上自衛隊礼式規則昭和40年5月24日海上自衛隊達第33号第21条自衛艦旗を掲揚し又は降下する場合)によると、自衛艦において定時自衛艦旗を掲揚し又は降下するときは、定時10前に喇叭を以て気を付け」を令して定時喇叭君が代帝国海軍および陸軍使用していたものと同じ喇叭用の曲(喇叭譜)で、一般楽譜とも陸上自衛隊航空自衛隊使用する君が代の喇叭譜とも異なる)1回奏するものとし、当直士官は、艦橋又は後甲板付近に措いて掲揚降下)を指揮しつつ、自衛艦旗に対し挙手敬礼を行う。艦橋及び露天甲板にある者は、自衛艦旗に対し挙手敬礼行いその他の場所にある者は、姿勢を正す敬礼を行う。海上自衛官は、陸岸において自衛艦旗の掲揚又は降下目撃するときは、その場停止し当該自衛艦旗に対し敬礼を行う。 音楽隊乗り組んでいる自衛艦が、外国軍艦と同所に在泊し定時自衛艦旗を掲揚又は降下するときは、「国歌」を奏した外国軍艦の首席指揮官先任順序により逐次当該国国歌1回奏する。但し、外国港湾に在泊するときは、「国歌」に続き当該国国歌先に奏するものとする自衛艦外国軍艦と同所に在泊し定時自衛艦旗の掲揚又は降下に際して外国軍艦において奏する国歌」を聞き、又は自衛艦において外国国歌奏するときは、艦橋及び露天甲板にある者は自衛艦旗又は当該国軍艦旗対し挙手敬礼行いその他の場所にある者は起立して姿勢を正す敬礼を行うものと定められている。かかる取扱い海上自衛隊以外の海軍においても、基本的に同じである。これらの海上自衛隊における自衛艦に関する礼式については海上自衛隊の礼式参照また、軍艦以外の船舶は、軍艦すれ違う際、敬意表してその掲げている国旗を半下して行なう敬礼半旗)をするのが通例である。これを受けた軍艦は、軍艦旗を半下して答礼行ない、また国際信号旗で“御安航を祈る(UW)”を掲揚して応える国連海洋法条約第三節において、潜水船その他の水中航行機器無害通航権行使するためには、沿岸国の領海においては海面上を航行し、かつ、その旗を掲げなければならないとされており(第20条)、潜水艦も他の軍艦に同じ権利を得るためには、国旗又は軍艦旗等を掲揚する必要があるアメリカ海軍海上自衛隊LCAC-1級エア・クッション型揚陸艇では、プロペラへの巻き込みを防ぐため、軍艦旗掲揚せず、旗章艇体塗装することで代用している。

※この「軍艦旗の掲揚」の解説は、「軍艦旗」の解説の一部です。
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