赤色火焔怪獣 バニラ
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「ウルトラマンの登場怪獣」の記事における「赤色火焔怪獣 バニラ」の解説
第19話「悪魔はふたたび」に登場。 3億5千年前の超古代文明ミュー帝国に「赤い悪魔」と恐れられ、液状化された状態でタイムカプセルに封印されていた赤い古代怪獣。武器は体内に有した強大な熱エネルギーによって口から放射する2万度の高熱火炎で、周囲の生命体や物体を一瞬で焼却させる。外観は鼻がとがって口は横に開き、体は骨張ってやや平らで、大きく二股に分かれた尻尾は細く8の字状に絡み合っている。 土砂と共にダンプカーで郊外に廃棄されて風雨にさらされていた赤いカプセルから夜間に落雷の影響を受けたことで復活し、防衛隊と科学特捜隊に夜通しで航空攻撃された末、同じく現代に復活したアボラスとオリンピック競技場で決戦を繰り広げる。アボラスの吐いた溶解泡を一度は火炎で相殺するが、その後はアラシの原子弾で右目を潰され、弱ったところをアボラスに溶解泡を吐きかけられて全身を溶かされる。 スーツアクター:田尻康博 着ぐるみは新規造形。その後、『快獣ブースカ』に登場したイモラへ改造された。これは『ウルトラマン』第25話に『ブースカ』主演の宮本智弘がゲスト出演したことへの返礼の意味がこめられている。 デザインは成田亨によるもので、デザインイメージはタツノオトシゴ。 山田正弘が単独執筆した準備稿「前世紀からの使者」は、前世紀人と彼に操られる液体怪獣アボラスのみ登場し、バニラは登場しない。その後、南川龍(野長瀬三摩地)の大幅な加筆によって決定稿「悪魔はふたたび」が起こされ、赤い怪獣バニラと青い怪獣アボラスが激突する内容となった。 一峰大二の漫画版「怪獣アボラスの巻」(『ぼくら』1967年1月号掲載)では火炎攻撃でウルトラマンを一度撃退し、再戦時にアボラス共々八つ裂き光輪で倒される展開となっている。また、火炎はスペシウム光線を相殺し、ウルトラマンの腕を溶かしかけるほどの火力を発揮した。なお、カラーイラストではアボラスと体色が逆転している。 TBSの朝の情報番組『ヤング720』1966年11月4日放送分において、ウルトラマンのスーツアクターである古谷敏のゲスト出演に際し、取材役で当時同局アナウンサーだった大沢悠里の提案により、古谷の演によるウルトラマンとバニラとの格闘シーンが収録された。この時のバニラは、そのアイデアを提案した大沢自身が着ぐるみの中に入って演じた。 書籍『ウルトラマン白書』に載っている金城哲夫の文芸ノートでは、アボラス共々宇宙怪獣と区分されている[要ページ番号]。 火炎は『ウルトラ怪獣攻げき技大図鑑』で「クリムゾン炎」と名づけられた。
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赤色火焔怪獣 バニラ
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「ザ☆ウルトラマンの登場怪獣」の記事における「赤色火焔怪獣 バニラ」の解説
第27話「怪獣島浮上!!」に登場。 怪獣墓場で眠っていたが、バラドン星人によってアーストロン、ゴーストロン、レッドキング、ゴキネズラ、アボラスと共に蘇生させられたうえ、怪獣島に収容されて地球へ送り込まれる。 武器は原典と同様に口から放射する火炎で、原典では幅広かった腕が本作品ではムササビの皮膜のように薄くなっている。アボラスと戦っているうちにゴキネズラとも戦う羽目になり、その3体でレッドキングと戦闘中のウルトラマンジョーニアスを襲撃するが、あえなく3体とも倒される。 資料によっては、「アボラスと同士討ちの末に共倒れになった」とする旨の記述がされている。
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