豊岡市出石伝統的建造物群保存地区とは? わかりやすく解説

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出石

(豊岡市出石伝統的建造物群保存地区 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/13 22:28 UTC 版)

大手前通り、辰鼓楼

出石(いずし)は、兵庫県豊岡市にある地区で、かつての出石城城下町豊岡市出石伝統的建造物群保存地区の名称で国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されている。

地理

兵庫県北部の但馬地方の東部、豊岡市の南東部の周囲を山に囲まれた盆地で、有子山の南麓、出石川と谷山川との合流部の東南に位置する。

歴史

室町時代守護大名山名氏の居城であった有子山城の南麓に慶長9年(1604年)、外様大名小出吉英により出石城とその城下町が築かれた。江戸時代仙石家の城下町となって発展した。江戸時代三大お家騒動の仙石騒動の舞台である。

1876年明治9年)の大火により80%以上の建造物を焼失したが町割は文化7年(1810年)の絵図の状態がほぼ完全に残り、そこに建設された明治時代の寺院や町家、および焼失を免れた武家屋敷や社寺が現存し、近世後期の城下町の歴史的風致を今日に伝えている。

近代以降も出石郡における行政経済の中心地であった。そのため建替えが多く、1987年に最初の県指定景観形成地区に指定された後も古建築の改廃が絶えないため、重要伝統的建造物群保存地区選定の申し出(平成19年文部科学大臣選定)をするなど、景観の保護を法的に強化している。

豊岡市出石伝統的建造物群保存地区データ

内町通り
家老屋敷長屋門
登城橋、後方に出石城跡
宗鏡寺
江戸時代中期築の酒蔵
明治館
  • 所在地 - 兵庫県豊岡市出石町材木、八木及び本町の全域並びに魚屋、内町、宵田、田結庄、東條、小人、柳、入佐及び伊木の各一部
  • 面積 - 約23.1ヘクタール(南北約600m、東西約620m、近世の出石城下町の町人地の大部分と旧武家地の一部の範囲)
  • 重要伝統的建造物群保存地区 平成19年12月4日選定[1][2][3][4]

主な施設

その他

周辺

交通

脚注

  1. ^ 出石伝建かわら版第10号 (PDF 1.7MB)重要伝建地区に正式決定” (PDF). 豊岡市教育委員会 (2008年1月10日). 2020年9月28日閲覧。
  2. ^ 豊岡市出石 とよおかしいずし”. 文化遺産オンライン. 文化庁. 2020年10月20日閲覧。
  3. ^ 豊岡市出石(兵庫県)” (PDF). 豊岡市. 2020年10月20日閲覧。
  4. ^ 豊岡市出石”. 全国伝統的建造物群保存地区協議会. 2020年10月20日閲覧。
  5. ^ 「美しい日本の歩きたくなる道」500選 全コース一覧”. 一般社団法人日本ウオーキング協会. 2020年10月20日閲覧。
  6. ^ 川崎尚之助 共に過ごし、共に戦った、八重が愛した男性”. 福島県. 2020年10月20日閲覧。

関連項目

外部リンク

座標: 北緯35度27分39.72秒 東経134度52分37.2秒 / 北緯35.4610333度 東経134.877000度 / 35.4610333; 134.877000




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