記録と影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 23:56 UTC 版)
「ロック・アラウンド・ザ・クロック」の記事における「記録と影響」の解説
ロックンロールの最初で最大のヒット曲とされ、ギネス・ワールド・レコーズの認定によれば、ビル・ヘイリー・アンド・ヒズ・コメッツのバージョンは世界中で通算2500万枚(推定)を売り上げたとされる。「アメリカン・グラフィティ」(1974年公開)を含む40本の映画で使用され、1974年TVドラマ「ハッピーデイズ」の主題曲としてリバイバル・ヒット(最高39位)を記録。また、カヴァーソングとして32の言語、500人以上のミュージシャンによって録音され、その累計販売数は2億枚に及ぶ。1982年グラミーホール・オブ・フェイム受賞。ローリング・ストーン誌選出「オールタイム・グレイテスト・ソング500」159位。 明快な12小節のブルース進行、バックビートのリズムという当時のR&Bの基本要素を備えているが、演奏はまだジャズの色が抜けていない[要出典]。しかしそれが白人による黒人音楽の解釈・融合という目新しい音楽「ロックンロール」であり、アメリカの多数派である白人のリスナーを引きつける要因にもなった[要出典]。 なお、「ロック・アラウンド・ザ・クロック」は「ロックンロールで最初の全米(ビルボード)1位獲得曲」といわれることがあり、それに基づいて同楽曲がビルボードチャートで1位を記録した1955年7月9日以後を「ロック時代」としている例がある。しかし一部では、1954年にビルボード1位を獲得したクルー・カッツの「シュブーン」こそが「ロックンロールで最初の全米(ビルボード)1位獲得曲」であるとする見方もある。 日本において「『ロック・アラウンド・ザ・クロック』がロックンロールのルーツで、ロックンロールの語源ともなった」と半ば定説のように語られていた事があったが、前述のとおりこの曲は「最初のヒット曲」であり、それ以前にもロックンロール自体は存在している。[要出典]
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