製造番号
製造命令番号の総称。工場におけるすべての仕事(広義には設計や調達も含む)はこれによって統制されるが、仕事の性質に応じて分類番号(コード)が決められている。仕事としては製品の生産のほかに貯蔵部品の生産、試作、研究、設備、補修工事、間接作業などがある。製番、工事番号(工番)、作業番号(作番)、製造指示書番号などが使い分けられている。継続生産の場合には、型式ごとに個々の製品を識別するために英数字などの記号を付し、製造記録、製品への打刻表示などが実施されている。自動車の車台番号、エンジン番号などがこれに相当するもので車両登録、修理、各種アフターサービスにとって重要な番号である。
参照 車体番号製造番号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/07 00:46 UTC 版)
製造番号(せいぞうばんごう)は、出荷される製品に付けられる、始めから終わりまで一続きの番号。
各製品ごとに固有の番号が割り当てられており、メーカー側で所有者を管理する際や商品の偽装・偽造を防止する目的で使用されるほか、事件や事故などの問題が発生したときにこの番号が参照される場合もある。シリアル番号、シリアルナンバー (serial number:「S/N」「Ser.No.」「Ser」などと略される)とも言われる。
製造番号の目的
製造番号を付ける目的の一つとして、製品の設計変更がある。製品の致命的な欠陥を修正する設計変更に対応する際に、何番目から何番目までがその対象かを把握するという目的で付与されるのである。生産者側の品質管理面からの必要性によるものである。例としては「自動車のリコール」が代表的である。
なお、現在はPL法が存在し、必ずリコールに対応しなければならないので、ほとんどの製品に製造番号が採番されている。ただし一部の製造品には別の管理方法が存在するので、製造番号が全ての製品に付けられているわけではない。(例:食品・医薬品・その他はロット番号が付与)
また、実際の修理の場面でも利用される。故障内容・原因により修理する箇所が異なるなど、修理方法が異なる時に、修理マニュアルにおいて「製造番号」が「何番までは修理方法1・何番から何番までは修理方法2」などのように番号で分けて管理するのである。
製品保護の点からも有用である。例えば、商用ソフトウェアに付属しているライセンスキーなどの固有の番号がある。ソフトウェアの違法コピーを防ぐ目的や、所有者がそのソフトウェアの正式なユーザーであることを証明(アクティベーション)するために用いられるのが一般的で、ユーザがソフトウェアをインストールする際やインターネットなどでユーザー登録をする際、メーカーからのサポートを受ける際に必要になる。
番号に関する理論についてはシリアル番号を参照のこと。
関連項目
- 車台番号・車両識別番号 - 自動車の製造番号。
- 鉄道の車両番号 - メーカーの製造番号とは別に鉄道事業者が付番。
- 規格品番 - CD・DVD等に付与される。
- リコール (一般製品)
- リコール (自動車)
製造番号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 16:12 UTC 版)
「ハッセルブラッドのカメラ製品一覧」の記事における「製造番号」の解説
1950年10月から製品につけられる製造番号は文字2文字+数字5桁となり、最初の文字2文字が製造年の西暦下2桁を表す。V=1、H=2、P=3、I=4、C=5、T=6、U=7、R=8、E=9、S=0である。すなわち例えば「CS10501」はC=5、S=0から1950年製であることが分かる。
※この「製造番号」の解説は、「ハッセルブラッドのカメラ製品一覧」の解説の一部です。
「製造番号」を含む「ハッセルブラッドのカメラ製品一覧」の記事については、「ハッセルブラッドのカメラ製品一覧」の概要を参照ください。
「製造番号」の例文・使い方・用例・文例
- 製造・番号のページへのリンク