装備・戦闘関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/24 20:20 UTC 版)
戦闘から逃走するコマンドが存在しない。ESP「てれぽーと」が唯一の戦闘離脱手段であるが、主人公のレベルがある程度上がらないと使えないため、序盤は逃走自体が不可能である。ただし「てれぽーと」も味方を1人ずつ離脱させる仕様であるため、一度に全員が逃げることができない。失敗によって全員離脱が可能だが、エンカウントした場所に応じて全く別のポイントに飛ばされてしまう。 味方全員を一度に離脱させるESPも別途存在するが、エンカウントした場所には戻らない上、習得するのは最後であるため、ほとんど利用価値が無い。 最序盤から「ふっかつしゃ」や「さらまんど」といった強力な敵に遭遇することが低くない確率で起こる上、最も弱い敵でも行動選択を誤ると全滅の可能性がある。「ふっかつしゃ」はゲーム開始直後から出現する可能性がある敵であるにも関わらず、主人公が一番後に覚えるような最強レベルのESPを使うため、レベルが上がらない内に遭遇した場合ゲームオーバーが確定となる。 なお、「ふっかつしゃ」に限らず、ゲーム開始直後に出現する可能性のある敵のうち、およそ半分は「相手の攻撃は3発でこちらのHPを0にする程度なのに、こちらは相手を倒すのに平均して5回以上の攻撃を必要とする」と言うような、初期レベルではまず勝てない相手である。加えて、それが1戦闘で複数も出現する状況も発生する。 「さらまんど」については本体の強さ自体は初期レベルでも何とか勝てる範疇であるが、問題点は後述。 戦闘中にコマンドのキャンセルバックがなく、行動のやり直しが利かない。 武器や防具は次の装備と買い換えるまで外せない。新たに装備を買うと前に装備していた物は自動的に売却されるが、このとき売却したことを伝えるメッセージがなく、破棄されていると勘違いされやすい。 攻撃力を上げるものであるはずの武器を装備するタイミングを誤ると、敵が倒せなくなりゲームの進行が不可能となる可能性がある。これは素手の時と武器を持っている時のダメージ計算式の違いが原因である。素手の時はキャラクターのレベルや敵の防御力などに一切関係なく0〜3の間でランダムにダメージを与えるようになっているが、武器を何か持っている場合、「自分の攻撃力-敵の防御力」で固定になる。レベル初期値付近で安い武器を装備すると、周囲に出現するどの敵の防御力よりも低い攻撃力しか得られず、誰に対しても絶対にダメージが与えられない状態に陥る。攻撃用のESPも未習得だった場合、敵を倒す手段がなくなってしまう。 上記の「武器は新しいものに買い換えるまで外せない」仕様のため素手に戻ることもできない。敵を倒せなければお金を稼いで新しい武器を買うことも、レベルを上げて攻撃力を上げることも攻撃用ESPを覚えることもできないので、ゲームが詰んでしまう。 「さらまんど」などの敵が投げる「かりう」を受けると「びょうき」というステータス異常になる。「びょうき」になると一切の行動ができなくなる上、この状態は戦闘中には回復する事が無いため、実質的に回復手段が異なるだけの「しぼう」である。この「かりう」による「びょうき」は防ぐ手段が無いため、いくらレベルを上げても相手によっては常に全滅の危険がある。「びょうき」になった後で治療するESPは存在するが、仲間のうち1人が終盤に覚えるのみで、その仲間が「かりう」を受けてしまうと打つ手がなくなる。 なお、実際にゲームオーバーになるのはその後パーティ全員がHP0となり全滅となった時だが、非常に死にやすい序盤とは逆に終盤になると敵の攻撃力に対しプレイヤーキャラクターの体力が有り余る状態になっており、非常に全滅がしにくくなっている。 RPGでは恒例のラストボスとの戦闘が本作には存在しない。最後の選択肢で「たたかう」を選んだ場合、そのままエンディングとなり、その文中で主人公たちが敗北したことが伝えられる。
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