蛔蟲とは? わかりやすく解説

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かい‐ちゅう〔クワイ‐〕【回虫/×蛔虫】

読み方:かいちゅう

線虫綱回虫科の袋形動物人間小腸寄生。体は細長く黄白色。体長2040センチになり、雄のほうが小さい。卵が野菜などに付着して人間の口から体内入り小腸孵化(ふか)した幼虫肝臓心臓・肺に入り、さらに気管経て胃・小腸達して成虫になる。出血性肺炎臓器への侵入によるさまざまな障害原因となるが、人糞(じんぷん)肥料用いなくなってから減少した豚・犬などにも特定のものが寄生する


蛔虫

作者岡本綺堂

収載図書怪奇探偵小説傑作選青蛙鬼談 1 岡本綺堂
出版社筑摩書房
刊行年月2001.2
シリーズ名ちくま文庫


蛔虫

読み方:カイチュウ(kaichuu)

カイチュウ科の線虫動物寄生虫


回虫

(蛔蟲 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/17 06:56 UTC 版)

回虫カイチュウ蛔虫とも)は、ヒトをはじめ多くの哺乳類の、主として小腸に寄生する動物で、線虫に属する寄生虫である(「分類」を参照)。狭義には、ヒトに寄生するヒトカイチュウ Ascaris lumbricoides を指す。ヒトに最もありふれた寄生虫であり、世界で約十億人が感染している[1]。本項では主としてヒトカイチュウについて記載する。


注釈

  1. ^ 日本では、近代以前には「おなかのみみず」、「はらのむし」などと呼ばれた。
  2. ^ 最終的に寄生する「終宿主」にたどり着くまでに、一時的に寄生する別の生物の事。広節裂頭条虫サナダムシ)は、サケマスを中間宿主とし、それらの魚肉をヒトが生で食べると人体に入り、人を終宿主として成長する。

出典

  1. ^ Molecular Biology of the Cell. 4th edition. chapter 25. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK26917/
  2. ^ 「寄生虫駆除剤サントニンの国産化に成功」『中外商業新報』1938年(昭和13年)4月9日(昭和ニュース事典編纂委員会『昭和ニュース事典第6巻 昭和12年-昭和13年』本編p.687 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
  3. ^ 世相風俗観察会『増補新版 現代世相風俗史年表 昭和20年(1945)-平成20年(2008)』河出書房新社、2003年11月7日、35頁。ISBN 9784309225043 
  4. ^ 熱帯病治療薬研究班 「寄生虫症薬物治療の手引き」 http://trop-parasit.jp/HTML/page-DL.htm
  5. ^ 日本寄生虫学会用語委員会 「暫定新寄生虫和名表」 2008年5月22日 Archived 2011年4月14日, at the Wayback Machine.


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