虫プロダクション株式会社とは? わかりやすく解説

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虫プロダクション株式会社(新虫プロ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 21:34 UTC 版)

虫プロダクション」の記事における「虫プロダクション株式会社(新虫プロ)」の解説

虫プロダクション株式会社は、日本のアニメ制作会社。 旧虫プロ労働組合中心となって設立された。設立時筆頭株主労働組合であり、資本金1200万円のうち500万円出資した設立時その他の株主は、日本ヘラルド映画300万円日活200万円、その他で200万円設立時に、手塚治虫から再建へ支援として旧虫プロ時代製作され商業アニメーション作品著作権全てが新虫プロ譲渡されたため、旧虫プロ作品著作権管理主な業務になっていた。本社東京都練馬区富士見台二丁目30番5号一般社団法人練馬アニメーション幹事。主に上映会形式親子映画向けのアニメーション映画制作行っている。テレビアニメーション作品再建へ協力一環として手塚企画・監修として参加した1986年の『ワンダービートS』のみで、唯一の原作無しオリジナル作品でもある。 手塚治虫起源としているが、虫プロダクション手塚プロダクション資本的には全く別の企業である(しばしば両者混同した記述例が見うけられる)。ただし、手塚治虫共同アニメ作品を手がけている点から両企業の間には手塚本人作品通じての関係というものは存在した全国労働組合総連合傘下映像文化関連産業労働組合事務所2008年まで虫プロ社内間借りし委員長社員である有原誠治務めていた。 2018年社長である伊藤叡死去しコンテンツ制作会社「ココロフリー」の代表である中村旭希が経営引き継いだ。しかし、同年を境にアニメーション制作事業休止する。『あしたのジョー』(第1作)の版権トムス・エンタテインメント移管されたのを筆頭に、旧虫プロ作品の版権伊藤亡くなるまで切り売り進められた。 経営陣一新後の新虫プロ収入源わずかに手元残った作品の版権管理教育映画通信販売事業だけであり、経営状況悪化一途を辿るうになる2019年には人の出入りもまばらになり、家賃支払い滞った相続人である手塚悦子手塚治虫の妻)の再三に渡る催促に、経営者から「会社再生プラン作成しているので待ってほしい」との回答があったが、状況改善しなかった。遂に相続人と新虫プロ交渉決裂し長期間未払いとなっている家賃約1148万円返済建物明け渡し求めて訴訟起こしたことが、2021年10月一部メディアの報道明らかになった。東京地方裁判所2022年7月12日相続人側の主張事実認め会社対し明け渡し賃料支払い命じている。

※この「虫プロダクション株式会社(新虫プロ)」の解説は、「虫プロダクション」の解説の一部です。
「虫プロダクション株式会社(新虫プロ)」を含む「虫プロダクション」の記事については、「虫プロダクション」の概要を参照ください。

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