色に対する一般的な印象
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 09:56 UTC 版)
色彩は様々な感情を表現したり、事物を連想させることがある。国や文化などによって違いはあるが、一般的な印象は次のようなものである。しかし、今日では喪服は黒が一般的だが江戸時代までは白が一般的だったように、時代や文化による影響も大きい。 白 善、雪、無、保守、真理、清潔、純粋、無罪、無知、賛成など 黒 夜、権威、悪、死、防衛、武勇、汚濁、有罪、炭、富裕層など 栗(茶色) 土、豊穣、糞、執着、田舎など 赤 血、生命、火、左翼、革命、力、愛、女、情熱、危険、熱暑、勇気、攻撃、敵、電気、太陽(日本)など 橙 温暖、快活、陽気、幸福、誇り、野心、忍耐など 黄 太陽、穀類、電子、金、注意、臆病、活発、明快、乾燥、地下、王位、色欲など 緑 植物、自然、安全、健康、希望、幼稚、平和、新鮮、湿潤、嫉妬(英語圏)、エコロジーなど 青 水、冷静、知性、内面、右翼、悠久、未来、誠実、味方、防御、貧乏、憂鬱、寒冷、涙、男、月、安全など 紫 王位、高貴、正義、優雅、神秘、節制など 金 神、宝、光、生など 灰 中立、不潔、陰鬱、不変、沈静など 青は男、赤は女を意味するという認識は日本のみならず世界の国々が有しているという調査結果がある。 職種、階層、貧富を言い表す際にも色が用いられることがある。例:ホワイトカラー(事務職)・ブルーカラー(肉体労働職)、ブルーブラッド(貴族。首筋が日焼けせず静脈が見える人間)・レッドネック(白人の肉体労働者。屋外労働で首筋が赤く日焼けしていることから。アメリカ南部者)・ホワイトトラッシュ(貧乏な白人。ただしレッドネックが白人の男を指すのに対し、こちらは女を限定することもある)
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