色による別名称
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/08 10:02 UTC 版)
タイガーズアイは鉄分を含む岩石の隙間で形成されるため、クロシドライトと結びついた鉄分の酸化度合いよって色が決まる。鉄分の錆びた色が黄金色から茶褐色の縞模様となって現れ、これらがタイガーズアイの一般的な色である。 ほとんど酸化せずにクロシドライト本来の灰青色を保持したものは、ホークスアイ(鷹目石)と呼ばれる。まれに両者の中間にあたる緑色も存在し、こちらにはウルフアイ(狼眼石)という別名がついている。青色や黄色っぽい褐色、または緑色が混ざっているものはゼブラアイと呼ばれ、日本では混虎目石という名がある。 人工的な熱処理によって赤色になったものはレッドタイガーズアイ(赤虎目石)と呼ばれる。また、熱処理したタイガーズアイを塩酸に浸すと淡黄色になり、猫目石そっくりになる。この方法で作られた石はブリーチ・タイガズーアイ(抜き虎)と呼ばれ、そこからさらに染料で人工着色したものはダイド・タイガーズアイ(染め虎)として流通している。 ホークスアイ レッドタイガーズアイ
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