船津一派
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船津 忠巌(ふなづ ただよし) 声 - 大塚周夫 / - / 大木民夫 「鎌倉の御前」と呼ばれる日本政財界の黒幕。原作では90を越えて100歳近い老人。竜泉郷への旅に同行するなど司とはちょっとした因縁がある。竜泉郷で竜種の血を得る事によって人外の力を得ており、世界を支配する四人姉妹も一目置いていた。さらなる力を得るために竜堂兄弟を狙うが、北海黒竜王に覚醒した余に敗れる。直前に保存していた最後の竜の血を輸血していたが耐え切れずに死亡する。 戦時中、特高警察に捕まった司にチフス菌付の毛布を差し入れて発病させている。恵広史のコミック版では幕末生まれの150歳とされた。 小早川 奈津子(こばやかわ なつこ) 船津忠巌の娘。父親が得た竜種の力を受け継いでおり、人並み以上の身体・考え・欲を持っているが、極めて俗な性格で自身の判断基準に基づいて行動し敵味方関係なく引っ掻き回すトラブルメーカー。竜堂兄弟にとっては、ある意味四人姉妹や牛種を遥かに上回る敵だが、現在は諸事情で竜堂兄弟と共同戦線を張っている。通称(自称?)は「天使のなっちゃん」。 最終巻において、父と同じく竜の血の効果が切れた反動で衰弱死する。船津死亡時には竜身となっていたため、この事実を知らなかった余に始はあえて彼女の最期を見とるように促した。 古田 重平(ふるた じゅうへい) 声 - 亀井三郎 / - / 村松康雄 船津の配下で、典型的な悪徳代議士として登場。作中では「党内きっての武闘派」「学の無い奴」と評されている。竜堂兄弟の捕獲を命じられていたが全く歯が立たず、船津に見限られ始末される。 古田 義国(ふるた よしくに) 声 - 笹岡繁蔵 / - / 矢尾一樹 重平の次男(OVAでは長男)。興国大学4年生で裏口入学者。徒党を組んだ暴力大学生。兄は義国よりも出来はいいようだが、作中では未登場。父共々船津に始末される。 高林 健吾(たかばやし けんご) 声 - 徳丸完 / - / 津田英三 船津の配下で、現職の内閣官房副長官。粗野な成り上がり者である古田に対して、東大卒・官僚出身のエリート。古田に代わり竜堂兄弟の捕獲を命じられるが失敗し、古田同様に船津に見限られ始末される。 恵広史の漫画版では船津の死後も生き残り、首相の側近として登場する。 勝岡 寛太(かつおか かんた) 船津忠巌の孫。「日本から漢字を廃止する会」とやらの会長をしているが、実際は自分の頭が悪くて漢字が読めないだけ。台詞もすべてひらがなで表記されている。
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