羅紗緬を扱った主な作品
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『横浜ばなし』(文久2年1862年)には、「豚のなき声ラシャメンの遠ぼえ(中略)我国と思はれぬ有様なり」とあって、これはメンヨウのことであるが、その遊女細見の終わりのところには「右は女郎衆沢山有れども、其内異人に出るラシャメン女郎は別にあるなり、異人見立気に入り候へば屋敷へ連ゆき一夜洋銀三枚也、尤此内にて岩亀楼への割駕籠ちんまで持切なり。此外屋敷に居るめかけにもあり、町にかこひ女もあり」とあって、これは羅紗緬のことである。 『唐人お吉』 - 十一谷義三郎の小説。唐人お吉は、映画や歌謡曲にも多数扱われている。 『露を厭う女』 - 白井喬二の小説。昭和10年に婦人公論で連載。 『ふるあめりかに袖はぬらさじ(亀遊の死)』 - 有吉佐和子の小説。後に戯曲化。 『らしゃめん』 - 鰐淵晴子のアルバム。翌年牧口雄二監督で映画化。 『唐人物語(らしゃめんのうた)』 - サザンオールスターズの歌。 『ヨコハマ物語』大和和紀の漫画。文庫版第1巻・第2巻に登場するラシャメンの子供がいる。「お父さんはイギリス人だけど、お母さんは日本人よ。」と話すのは、登場人物の一人・青木ジョアン。のちに父親が本国へ帰国してしまい、外国人居留地から出たのち、画家の家で働いていた。主人公の兄と恋に落ちるものの、過労がたたって労咳を患い、18歳の若さで他界。
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