緩衝作用
一般的には、外部からの衝撃を和らげ、一定の状態に保つ働きのこと。緩衝溶液とは、弱酸、弱塩基の塩の水溶液が示す性質で、水溶液のpHをある範囲内で一定に保つ作用をもち、研究用のみならず薬品の製造や食品製造などにも使われる。
実験方法装置単位など: | 網羅的タンパク質相互作用解析 網羅的計測 網羅的遺伝子破壊実験 緩衝作用 罹患同胞対法 脂質画分 膨圧 |
緩衝液
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酸と塩基 |
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緩衝液(かんしょうえき、英: buffer solution)は、緩衝作用のある溶液であり、弱酸とその共役塩基(英語版)や弱塩基とその共役酸を混合したものである。通常、単に緩衝液とだけいう場合は、水素イオン濃度に対する緩衝作用のある溶液を指し、本項目でも特別な注意書きがない場合にはこの意味の緩衝液について記述する。緩衝液は少量の酸や塩基を加えたり、多少濃度が変化したりしても pH が大きく変化しないようにした溶液のことである。
弱酸とその塩などを溶かした水溶液を指すことが多い。微生物の培養や化学物質の保存・分離などに用いられる。
原理

緩衝液は溶液中で次の化学平衡状態にある。
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