経緯と主な版
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1851年 - ジュール・バルビエとミシェル・カレの同名の戯曲が、パリのオデオン座で上演される。その後、オッフェンバックがオペラ化するため、バルビエがオペラ用のリブレットに改作。 1880年 - 未完のままオッフェンバック死去。 1881年 - エルネスト・ギローの補筆により完成。パリのオペラ=コミック座で初演。 1887年 - オペラ=コミック座の火災により初演時の楽譜が焼失。以降多くの手が加えられて上演される。 1904年 - ラウル・ガンズブール(フランス語版、英語版)、アンドレ・ブロック(フランス語版)による上演。 1905年 - ハンス・グレゴール、マクシミリアン・モリス版による上演。 1907年 - シューダンス(フランス語版)版スコア刊行。長く定本となる。 1944年 - オットー・マーク、ハンス・ハウク版による上演。 1951年 - サー・トーマス・ビーチャム、デニス・アランデル版による上演。 1958年 - ヴァルター・フェルゼンシュタイン、カール=フリッツ・フォイクトマン版による上演。(ベルリンのコーミッシェ・オパー)(1970年に映画化) その後の演奏に大きな影響を与える。 1972年 - リチャード・ボニング版による上演。 1976年 - アントニオ・デ・アルメイダがオッフェンバック自筆楽譜を大量に発見。 1977年 - フリッツ・エーザー(フランス語版、ドイツ語版)版による上演。 1980年 - ジャン=ピエール・ポネル、ジェームズ・レヴァイン版(エーザー版を活用した折衷版)による上演。 1984年 -ガンズブールの邸宅で新たな資料が発見された。これを基に音楽学者マイケル・ケイ(Michael Kaye)が新たな版(ショット版)を起こす。 1993年 -同様にガンズブールの邸宅で新たな資料が発見された。これを入手した音楽学者ジャン=クリストフ・ケック( (フランス語)Jean-Christophe Keck)が新たな版(ブージー・アンド・ホークス版、2005年)を起こす。 2004年 -パリ・オペラ座の倉庫で、1881年の火災で焼失したと考えられていたオーケストラ用の手書き譜が発見された。これを基にケイとケックが協力して、2006年に批判校訂版が作成された。
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