紗名の友達
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 07:29 UTC 版)
雛霧 あさひ(ひなぎり あさひ)、雛霧 よなが(ひなぎり よなが) 声 - 藤原夏海(あさひ)、鬼頭明里(よなが) 紗名に初めて出来た友達。双子で二人ともアリスの夢。姉・あさひは縦ロールのツインテール、妹・よながはポニーテール。 はじめは、研究所から脱走した紗名を追っていた。研究所閉鎖後は横須賀にあるアメリカの学校に通い、寮で暮らしている。あさひは美術部、よなががバドミントン部に所属。 あさひの持つトランプは「鎖の付いたものならどんなものでも呼び出せる」能力で、よながの持つトランプは「弓矢を放つことができる」能力。 かつては自分たちのどちらが姉で妹かも区別があいまいだった。とある出来事がきっかけで能力が発現し、その後、研究所に入る際に職員から区別できるポイントを聞かれた際、鏡の門の形状をもとに自分が姉か妹か区別し、キッパリ言い切った。 ポチという「羽を出し空を飛ぶ」能力を持つ懐いている犬がいる。 敷島 羽鳥(しきしま はとり) 声 - 内田秀 紗名に「外の世界」で初めてできた友達の1人。アリスの夢。9歳。 「人々の想像力を奪い命令することができる」能力を持ち、この能力を使い短い間ではあるが、原宿にいる人々を支配した。その際、その能力から逃れた紗名と出会う。しかし、蔵六達を支配した能力者であることが彼女に知られると、彼女を初めて激怒させてしまった。 自身の小学校受験の失敗から不仲になってしまった両親の仲をもとに戻してほしいと願ったときにアリスの夢を発現した。 友達の歩からは「はあちゃん」と呼ばれ、彼女に能力のことを打ち明け、彼女と共に家出をしたりした。 能力の制御がうまくいかず、自身のことを「悪い魔女」や「人食いのクマ」などとののしり、そのように生きようとした矢先に能力が効かない紗名と出会ってしまったことから、家に引きこもってしまい、母に能力を使い続けてしまう。 上記のように、紗名を激怒させてしまったことが原因となり、彼女の能力によってワンダーランドに引きずり込まれてしまい閉じ込められる。そこで自身につのっていた想いを紗名にぶつけると、彼女から意外な返事が返ってきて、それがきっかけで彼女と打ち解ける。そして、自身の本当の想いに気づき彼女と共にワンダーランドを出ることを決意する。 紗名が学校に通うようになると、彼女も同じ学校に通うようになる。紗名とはお互いの能力を打ち消し合う描写がある。 美浦 歩(みほ あゆむ) 声 - 高橋未奈美 紗名に「外の世界」で初めてできた友達の1人。大樹という弟がいる。 羽鳥の友達で、彼女からは「あゆちゃん」と呼ばれていて彼女が当時、唯一信頼できる人であった。 サッカーを習っており、コーチからの評価も高い。また、記憶力にも優れている。 羽鳥の能力について唯一打ち明けられており、彼女が原宿で大規模な能力使用をした際、彼女と一緒にいた。 能力を持っていないが、ワンダーランドに囚われてしまった羽鳥たちを助けるために奮闘する。 紗名が学校に通うようになると、彼女も同じ学校に通うようになる。 素のときの一人称は「ぼく」で、髪は短く、羽鳥からはイケメンと称されたこともあるが、実際は女の子である。早苗も初めて会ったときは男の子だと思っていた。 ノエミ・カノヴァス 紗名が家出し、樫村生花に逃げ込んだ時に出会った褐色肌の少女。フランス、パリ在住。父親とホテルに滞在中。 アリスの夢のような力を発揮できる謎の計算機(クルタ)を所持し、使いこなすことができる。この計算機を使いこなすためにスーパーコンピュータでもできない計算をこなす天才。 計算機を見つけた伯父・ジャン=ポールの研究を続けているが、両親からは反対されている。 クロエの花屋を探し、紗名と出会う。
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