第52節
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「2006年J2第51節・最終節」の記事における「第52節」の解説
この節の神戸・柏の試合は以下の通り(太字が自動昇格可能性のあるチーム。横浜FCはすでに優勝が決まったため省略)。 ベガルタ仙台 - ヴィッセル神戸(ユアテックスタジアム仙台・14:00開始) 湘南ベルマーレ - 柏レイソル(平塚競技場・14:00開始) 昇格条件は、神戸は勝てば無条件で、引き分け以下の場合でも柏が勝てなければほぼ昇格決定となる(神戸負け、柏引き分けの場合でも神戸が5点以上の差で負けない限り神戸が得失点差で上位になる)。柏は得失点差の関係で、事実上自分が勝ち且つ、神戸が引き分け以下の場合しか昇格の望みはなくなっていた(なお、柏監督の石崎信弘は過去3回勝ち点差1でJ1昇格を逃しており、神戸と柏が同じ勝敗だと4回目の悲劇を味わうことになる)。 試合の方は、神戸が前半11分に仙台に先制ゴールを許してしまう。5試合勝ち星のない神戸は元々固かった選手の動きがさらに固くなってしまい、後半19分にはロペスに2点目を許してしまう。後半44分に近藤祐介のゴールで1点は返すが時すでに遅く、結局敗れてしまう。 一方平塚では「ノブリンの呪い」を何としても祓おうと、遠征メンバー以外も含めた柏の全選手が集結し、サポーターもスタンドの半分を埋めるぐらいに集まっていた。前半は湘南に押し込まれる場面も目立ったがこれを無失点にしのぎ、前半33分にフランサのゴールで先制する。後半に入ると勢いに乗った柏が一方的に攻めるようになり、8分には前節もゴールを挙げた石川が、19分にはリカルジーニョが得点し、3-0で勝利を収める。 この結果、柏のJ1昇格と、神戸の入れ替え戦出場が決まった。最悪の状態で入れ替え戦を迎える神戸はバクスターが家庭の事情で退団してから実際の指揮を執ってきたコーチのファン・ペドロ・ベナーリを事実上更迭し、名目上監督を務めてきた、対戦相手のアビスパ福岡をこの年途中まで率いていた松田浩に全権を託して入れ替え戦に臨むことになった。 2006 Jリーグ ディビジョン2 順位表(全日程終了時・抜粋)順位チーム勝点試合勝利引分敗戦得点失点得失点差備考1 横浜FC 93 48 26 15 7 61 32 +29 J1昇格・J2優勝 2 柏レイソル 88 48 27 7 14 84 60 +24 J1昇格 3 ヴィッセル神戸 86 48 25 11 12 78 53 +25 入れ替え戦へ
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