第2楽章:Andante con moto (Tempo di valse)
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「交響的舞曲 (ラフマニノフ)」の記事における「第2楽章:Andante con moto (Tempo di valse)」の解説
ト短調、三部形式。この楽章はチャイコフスキーやアレンスキーの好んだワルツ楽章となっているが、華やかさよりも一抹の不安や哀愁が色濃く出ている。曲は不安な雰囲気を帯びたファンファーレから始まる。続いてワルツのテンポが刻まれるも、それはファンファーレによって中断を余儀なくされる。その後、独奏ヴァイオリンが導入の楽句を弾いて主題に入る。主部のワルツの主題も、暗く幻想的な雰囲気を持っており、それに絡む対旋律が不安な気分を高めていく。その後、冒頭のファンファーレが再び登場し、新しいワルツの旋律を導き出すも、いずれも不安な気分は湛えられたままである。最後はテンポを上げたコーダによって閉じられる。
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第2楽章:Andante con moto
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「交響曲第20番 (J.C.F.バッハ)」の記事における「第2楽章:Andante con moto」の解説
第2楽章は、旋律、和声、楽器の音色などに深い感情の浮き沈みを見ることができる。この楽章の形式は独特であるが、ロンド風と言えるかもしれない。
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第2楽章 Andante con moto
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「交響曲第8番 (シューベルト)」の記事における「第2楽章 Andante con moto」の解説
イ短調、2/4拍子、展開部を欠くソナタ形式の緩徐楽章。 7番の第2楽章と同じような構造(A-B-A-B-A(コーダ))である。主としてオーボエが主旋律を担当する第1主題部(A)は、スタッカートが特徴のリズミカルな動機を主体とし、かつ3つの異なる旋律から構成され、ピアノとフォルテシモの頻繁な交代を特徴としている。第2主題(B)はヘ長調で書かれ(7番第1楽章と同じ調性関係)、第1主題とは対照的に息の長いレガートを主体とした下降旋律を特徴とする、シューベルトの面目躍如たる美しい旋律であり、対旋律の美しさも特筆に価する。中でも第148小節から12小節に渡るホルンと弦との対話はシューマンが絶賛していた。再現部では、第1主題が劇的に発展し、第2主題は主調の同主長調であるイ長調で再現する。第330小節からのコーダでは第1主題が短縮された形で再現する。
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第2楽章 Andante con moto
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「交響曲第5番 (ベートーヴェン)」の記事における「第2楽章 Andante con moto」の解説
第2楽章の第1主題 第2楽章の第2主題 第2楽章 Andante con moto ジーモン・シントラー指揮フルダ交響楽団 この音声や映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声・動画の再生をご覧ください。 変イ長調、8分の3拍子、変奏曲。A-B-A'-B-A"-B'-A'"-A""-codaから成る緩徐楽章。 A(第1主題)はヴィオラとチェロで出る穏やかなもの。B(第2主題)は木管、続いて金管で歌われる力強いものである。A'で16分音符に分解された第1主題は、A"では、さらに32分音符に分解され、その流れに乗ってひとつの山場を築いたのち、木管による経過句が添えられる。短縮されたB'を経て、A'"では、変イ短調となって木管に出、続くA""の全奏で第1主題の変奏はクライマックスを迎える。ピウモッソで駆け足になってコーダに入るが、すぐにア・テンポとなり、第1主題の結尾部で敢然と締められる。 変奏の名手であったベートーヴェンは、優しさから力強さまで、主題に隠された要素を巧みに引き出している。同時期に書かれたピアノソナタ第23番「熱情」でも中間緩徐楽章は流麗な変奏曲であり、筆致に共通した点が読み取れる。 なおハ短調の作品の緩徐楽章に変イ長調を選択することはベートーヴェンにはよく見られることであり、ピアノソナタ第8番『悲愴』の第2楽章が非常に有名であるほか、ヴァイオリンソナタ第7番にも見られる。 見方によっては、ソナタ形式の要素も指摘される。上記A-B-A'-Bは提示部とそのリピート、A"-B'が自由な展開部、そして、A'"-A""はBを除した再現部である。 二重変奏曲の形式は、後に交響曲第9番の第3楽章でも利用されている。
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