第二章「岩ノ女編」
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大松朝陽(演:村山竜平) 里の民の長老。田中に怪生「岩ノ女」の言い伝えを教え、村を救うよう頼む。最後はスミレとカハラの真実を知り、山の民に謝罪し和解する。 楠本広輝(演:榎本桜) 里の民。導師の田中や斉藤に対し優しくしてあげる一方、山の民に抗議する際はかなり気性荒く罵倒する。斉藤とともに抗議をするも、山の民に見つかる寸前で1人で逃げる。 百日紅陽樹(演:真栄田賢〔スリムクラブ〕) 里の民。いつも不思議な行動をしているが、何でも知っている物知りでもある。 失踪したカエデの消息をつかむため、導師2人に物当てクイズを出す。 カエデ(演:備本愛香) 里の民。両親が岩になったのは山の民のせいであると思い、一人でリュウモンへ抗議しに行った。病弱であるらしく、定期的に薬を飲まなければならない。 ゲン(演:古賀司照) 里の民の石積み職人。かつては山の民・里の民共通の文化であった「石積み」を残す活動をしており、石積みを学ぶためにやってきた田中を案内する。やや感情が激しい。 アンザ(演:石花ちとく) ゲンの一番弟子。田中に石積みを指導する。 サガン(演:三小田昌充) 山の民のリーダー的存在。首から石のネックレスをさげている。 山の民に抗議していた斉藤を捕らえ木に拘束。助けようと山の民の本拠地に潜入した田中も捕らえ締め上げようとするも、レキのとりなしにより悪人でないことを知り、斉藤ともども解放する。一方、里の民の言い分である「山の民が怪生を解放した」事に関しては否定していた。 レキ(演:尾道絵菜) 山の民の娘。里の民にいじめられているところを田中に助けられる。その後、山の民に捕らえられた田中を守り、田中を解放する。第一章の「四ツ田あかね」によく似ている。 リュウモン(演:木村明正) 山の民の長老。カエデから抗議されるが、岩ノ女の封印を解いたのは自分達ではないと主張した。その後、里の民と山の民の衝突現場に現れ、導師から渡された手紙と宝石で真実を知り、里の民と和解の握手をする寸前で、強まる岩ノ女の力によって石化してしまう。しかし、直後に岩ノ女が封印されたため石化から回復し、改めて里の民と和解した。 岩ノ女(イワノメ)(演:篠原真衣) 村に封印されている怪生。「欺」の力で人間を岩にしてしまう(完全に岩になる前であれば回復させることも可能)。 言い伝えでは「かつて良家育ちのスミレという女性が、山の民『カハラ』に恋をし、父の反対を振り切ってカハラとの駆け落ちを計画。岩の前で待ち合わせをするも、実は財産目当てだったカハラは現れず駆け落ちは失敗。その後、家に連れ戻され政略結婚させられ心を閉ざし、カハラに欺かれた憎しみの念が岩に宿り、怪生となった」とされていた。 しかし、カハラの手紙による真実は、結婚に反対するスミレの父がカハラに対し金銭と引き換えに結婚を取り下げるよう要求、それを拒否したカハラを洞窟に閉じ込め、父からは「財産目当てで結婚しようとしていた」と嘘を吹き込まれており、本当は両想いだったことが明らかになった。 真実が明らかになった一方で自身の力が強まっていることを知り、導師に封印を要求。田中と斎藤が「人」(にんべん)と「言」のサイを手に入れたことにより、「信」の力で祠に封印された。 カハラ(演:永井佑昌) かつて村にいた山の民。言い伝えでは「スミレと駆け落ちしようとするも、実は財産目当ての男だった」とされているが、実際は心からスミレを愛しており、スミレの父から金銭と引き換えに結婚を取り下げるよう要求されるが拒否。そのためスミレの父の逆鱗に触れてしまい、里の洞窟深部に閉じ込められていた。そこで真実を明かす手紙とスミレに渡す予定だった宝石を石像に閉じ込め果て、息絶えた。 真実が明らかになったあとは幻想の中でスミレとカハラが再会し、二人で歩き出す様が見えた。
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