第二章「歩み来たりし道のり」《Volume 2『MILES BEHIND US』》
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アトランタ近郊へと避難するに際して、ローリはシェーンの思いを受け入れていたのだ。リックの生死は絶望的、息子のカールを抱えてふたりだけでは生き延びられないという状況の中でなされた選択だった。シェーンの墓標に唾を吐きかけて立ち去るローリ。 一行はデールのキャンピングカーに乗り込み、野営地を後にする。 雪の闇夜で、タイリースと遭遇する。かれは娘のジュリーとそのボーイフレンドであるクリスを連れている。三人は、リックらと行動を共にすることになる。タイリースは、力強い男手として重宝される。 一行は、放棄された住宅地を見つける。しかもそこは周囲を塀で囲まれており、ゾンビの侵入も少ないように見える。ようやく安住の地を見つけたと喜ぶが、翌朝、そこはゾンビの巣となっていることを発見する。脱出の過程でドナが命を落とし、残された夫のアレンは、双子の息子を抱えて生きる気力を失う。 冬の山林を彷徨い、食糧難に陥るリックたち。狩りに出ても獲物はほとんどない。ある日、狩猟に同行したカールが、被弾する。付近の農場で働く男、オーティスによる誤射だった。農場主ハーシェルは獣医であり、人間の手当の心得もあるというオーティスの訴えに従って、カールを搬入するリック。 そのハーシェルの治療により、カールは命を取り留める。少年の傷が癒えるまでなら、と農場への滞在を許可されるリックたち。信心深く穏健な人物かと思えるハーシェルだが、ふとしたことをきっかけに、納屋に大量のゾンビたちを収納していることが判明する。かれらは正体不明の病に罹患しているにすぎない可能性がある、というのが、その言い分だった。ゾンビはすべて処分すべきだと主張するリックとの間に、激しい口論が持ち上がる。 その場では引き下がるリックだが、敷地内に迷い込んで来たゾンビの処理をするに際して、ちょっとした手違いからハーシェルの長男アーノルドと長女レイシーが餌食となってしまう。ようやくリックの言い分が正しいことを認めるハーシェル。 だが、屋内で寝泊まりさせてくれと頼み込むリックに対して、ハーシェルは直ちに立ち去るよう言い放つ。彼らが姿を現してからろくなことが起こらないから、と。ひとり、ハーシェルの次女マギーと親密な仲になったグレンだけが農場に残る。 ふたたび移動の日々に出る一行だが、ついに「安息の地」を見つける。刑務所を発見したのである。
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