第二世代“カッパーマイン”とは? わかりやすく解説

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第二世代“カッパーマイン” (Coppermine)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/14 02:27 UTC 版)

Pentium III」の記事における「第二世代“カッパーマイン” (Coppermine)」の解説

0.18µmプロセス製造された。製造技術発達により、256KBの2次キャッシュメモリCPUダイ上に実装する。512KBの2次キャッシュメモリ搭載するKatmai比較して容量半減したが、CPUダイ上に実装されてCPUコア等速動作するようになり、さらにキャッシュアクセスの際のレイテンシ大幅に減少可能となったためより高速なメモリアクセスを実現性能向上している。L2キャッシュ性能向上に伴いL2キャッシュフィルバッファ、ライトバックバッファ、バスキューエントリーを増加している。また、L1データキャッシュL2キャッシュ間の帯域を256Bitに拡張している。 当初は、Katmai同様S.E.C.C.2パッケージ採用していたが、2次キャッシュを外に置く必要がなくなったため、Celeron採用されSocket 370対応した、FC-PGAパッケージでも生産されるようになった。ただしこれは従来PPGACeleron採用されSocket 370とは一部ピン仕様異なっており、必ずしも既存システム流用できるものではなかった。その場合はサードパーティ製の変換下駄(とBIOSの対応)が必要になり、同様の問題後述のようにTualatinの登場時に生じている。 Intelx86プロセッサとしては、初め動作クロック1GHzを達成したアーキテクチャである。 この世代でインテルAMDの「Athlon」に対抗し動作クロックの向上を巡って熾烈な競争演じた当時出たばかりのCoppermineは当初品薄続いたが、少数出荷発表前倒し繰り返しパソコン用マイクロプロセッサ動作クロック遂に1GHzの大台達することとなった一時は1.13GHzで動作する製品極少数が出荷されたが、動作安定指摘され製品回収が行われた。1.13GHzを超える製品第三世代を待つことになる。 モデルナンバー動作クロックL2容量FSB倍率コア電圧TDPソケットPentium III 500E 500 MHz 256 KB 100 MHz 5× 1.6 V 13.2 W Socket 370Slot 1 Pentium III 533EB 533 MHz 133 MHz 4× 1.65 V 14 W Pentium III 550E 550 MHz 100 MHz 5.5× 1.6-1.7 V 14.5 W Pentium III 600E 600 MHz 6× 1.7-1.75 V 15.8 W Pentium III 600EB 133 MHz 4.5× 1.65-1.7 V Pentium III 650 650 MHz 100 MHz 6.5× 17 W Pentium III 667 666 MHz 133 MHz 5× 17.5 W Pentium III 700 700 MHz 100 MHz 7× 18.3 W Pentium III 733 733 MHz 133 MHz 5.5× 1.65-1.75 V 19.1 W Pentium III 750 750 MHz 100 MHz 7.5× 19.5 W Pentium III 800 800 MHz 8× 20.8 W Pentium III 800EB 133 MHzPentium III 850 850 MHz 100 MHz 8.5× 25.7 W Pentium III 866 866 MHz 133 MHz 6.5× 22.5/22.9 W Pentium III 900 900 MHz 100 MHz 9× 1.7-1.75 V 28.9 W Socket 370 Pentium III 933 933 MHz 133 MHz 7× 1.65-1.75 V 24.5/27.3 W Socket 370Slot 1 Pentium III 1000 1 GHz 100 MHz 10× 1.75 V 29 W Pentium III 1000EB 133 MHz 7.5× 1.7-1.76 V 26.1 W Pentium III 1100 1.1 GHz 100 MHz 11× 1.75 V 33 W Socket 370 Pentium III 1133 1.133 GHz 133 MHz 8.5× 29.1 W

※この「第二世代“カッパーマイン” (Coppermine)」の解説は、「Pentium III」の解説の一部です。
「第二世代“カッパーマイン” (Coppermine)」を含む「Pentium III」の記事については、「Pentium III」の概要を参照ください。

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