第二世代AS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 08:50 UTC 版)
Rk-92 サベージやM6 ブッシュネルなどを代表とするAS。作中では各国の軍隊やテロ集団など大半の主力機がこの第二世代ASであり、今後も当分はこの第二世代ASが主流となると考えられている。 コスト面では戦車や戦闘ヘリに劣るものの、第一世代に比べて操縦性・汎用性・信頼性が高くなったため、一気に陸上兵器の主力としての地位を確立した。そのため各国が導入に動き、ソ連やアメリカ以外のフランスや日本・イギリス・ドイツなども独自のASを製作するにいたった。 主動力は主にガスタービンエンジンであるが、素材系の性能向上により現行のものより燃費が向上している。しかしその騒音から静粛性に欠け(M6A3のように、大容量のコンデンサを積むことで限定的に無音駆動を実現した機体もあるが)隠密行動には向かない。またマッスル・パッケージの出力が不足していたことから、油圧を併用したバイナリ方式で駆動している。ゆえに質量が増えがっしりとした体型となっており、またそれに伴い部品数も増加しており整備が大変になるという欠点も持つ。初期の第二世代ASの中には、ディーゼルエンジンで稼動するものもある。 なお、第一世代ASからの世代交代に際して、車輌形態への可変機構を組み込んだXM5が開発されている。しかし、舗装された路面などを移動する際にはタイヤで移動した方が燃料消費が少なく、また脚部の消耗を抑えられる利点があるとはいえ、人型兵器としてのASの信頼性を損なうものでもあった。そのため、第二世代以降の機体にこのような可変機構を持った機体は登場していない。ただし、ASの技術を転用して開発された人型作業機械「パワー・スレイブ(PS)」の一部には、車両への可変機構を備えたものも存在している。
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