立候補都市の概要
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「2014年冬季オリンピックの開催地選考」の記事における「立候補都市の概要」の解説
2006年6月22日、IOCは1次選考の結果、ソチ、ザルツブルク、平昌が通過したと発表した。 2014年冬季五輪-立候補都市都市国 (IOCコード)公式ウェブサイトソチ ロシア (RUS) Sochi 2014 ソチは、ロシアの黒海に面したリゾート地で、ロシア初の冬季オリンピックを目指した。スキーリゾートであるクラスナヤ・ポルヤナは、バンクーバーオリンピックでスキー競技の設計を担当した企業がデザインした。2007年初頭、ソチは屋内型の冬季競技会を開催する一方、屋外型の冬季競技施設をオープンさせた。ソチは豊富な宿泊施設と国内及び市内の高い支持率をアピールし、招致成功の可能性を近づけた。 平昌 韓国 (KOR) Pyeongchang 2014 平昌は、2004年12月に行われた国内候補都市選考で茂朱を破り、IOCに最初に立候補申請を行った都市となった。平昌は前回2010年冬季オリンピックの開催地選考でバンクーバーに3票差で敗れた直後から、今回の招致成功に向けて絶大なキャンペーンを実施してきた。招致計画に、全ての会場が新たな交通機関によって1時間以内で結ばれ、アルペンシアリゾートなどの新たな競技施設の建設も打ち出した。さらに、分断国家として平和と協調を促進させようと、2009年の世界女子カーリング選手権やスノーボード世界選手権、バイアスロン世界選手権の招致を成功させ、アジアにおける冬季スポーツのハブを目指した。IOCの評価委員会による現地視察では、政府による支援や国内及び市民の支持の高さ、インフラ面で高い評価を得たものの、外国人スキーヤーにとって平昌の人気が低いことや、韓国の乾燥した冬の気候によりマシンが重くなること、スキーリゾートが比較的小さいこと、周囲の地域の設備やエンターテインメント施設が比較的少ないことを指摘された。また、スキーでの出走の際に目印となるスロープが見えにくくなることにも指摘が及び、平昌での冬季オリンピック開催の実現性に疑問が生じた。. ザルツブルク オーストリア (AUT) Salzburg 2014 ザルツブルクは、2010年冬季オリンピックの開催地選考にも立候補したが、1回目の投票で落選した。今回の招致計画は2010年の招致計画よりもよりコンパクトな会場配置となり、キッツビュール、サン・ヨハン、ラムソー・アム・ダッチステインの3会場群に集約し、ボブスレー、リュージュ、スケルトンの会場のみ、隣接するドイツ国内にある会場となった。
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