立候補都市の評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/16 08:17 UTC 版)
「2008年夏季オリンピックの開催地選考」の記事における「立候補都市の評価」の解説
ヘイン・バーブルッゲン委員長をはじめとするIOC評価委員会が4日間の日程で各立候補都市を現地視察した。評価委員会は2001年2月21日から3月28日まで各都市を18のテーマごとに調査し、各都市の開催計画を評価した。 北京 — 2月21日–24日 大阪 — 2月26–3月1日 トロント — 3月8日–11日 イスタンブール — 3月21日–24日 パリ — 3月26日–29日 評価委員会は、各立候補都市が開催地に選ばれた際に生じる主なリスクを認識することを試みた。現地視察の結果を基に作成した評価報告書では、各都市をランキング化することを控えるために点数評価をすることは控え、その代わりに「エクセレント」などの言語表現で評価した。「エクセレント」と評価されたのは、北京、トロント、パリの3都市である。イスタンブールについては、交通面での懸念やインフラ整備の向上が達成されていないと低い評価を与えた。大阪については「エクセレント」と評された項目は全く無く、財政面や交通渋滞に懸念が表された。 2001年5月15日に評価報告書がIOC会長と理事会に提出された。評価報告の作成時、IOCのフアン・アントニオ・サマランチ会長によって圧力が加わり、評価が不適切に差し替えられたという報道がなされたが、2001年6月13日にIOCはプレスリリースにおいてこの報道を否定している。
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