神具・呪具・法具
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/12 13:45 UTC 版)
「少年陰陽師の関連語句」の記事における「神具・呪具・法具」の解説
彰子の匂袋 伽羅を用いて彰子自ら調合した香の匂袋で、昌浩と彰子が会って間もない頃に昌浩が彼女を異邦の妖異から救ったお礼として、彰子が贈ったのが最初。 昌浩と彰子双方の心の支えであり、退魔の香として実際に異邦の妖異を退けたこともある。 降魔の剣(ごうまのつるぎ) その昔、晴明が鍛えた剣で、帝の勅許によって鍛えた剣の兄弟分でもある。刃に徒人には見えない神呪が刻まれており、剣そのものが退魔の力を持つ。窮奇退治の折に、晴明の命で青龍が昌浩に届けるが、窮奇を倒し異界から脱出する際に紛失してしまう。その後番外編にて嶺奇を退治する際、一時的であるが晴明の霊力と天空の力によってもとのものとあまり変わらないかたちで具現化された。 怨呪の玉(おんじゅのぎょく) 標的を確実に呪殺できるといわれる勾玉。陰陽寮に保管されていたが、敏次に憑依した怨霊によって持ち出される。使用者の生命力を著しく奪い、さらに呪詛に失敗した場合は発動時に召喚した大量の恨鬼に使用者自身が殺されるという恐ろしい代物。昌浩が呪詛を破ったため、力を失って砕け散る。 蠱毒の太刀(こどくのたち) 風音が智鋪の宗主に操られていた頃に用いていた武器。ただの刀ではなく、神霊にも通用するよう蠱毒と密呪を埋め込んだ太刀で、神将ですらかすったたけでも激痛に苛まれた。 神将殺しの焔の刃(しんしょうごろしのほのおのやいば) 昌浩が屍鬼に憑依された騰蛇を討つために用いた剣。朱雀の太刀に軻遇突智の焔が宿ったもの。役目を終えた後、焔は高龗神の元に、剣本体は朱雀の元に戻る。 道反の丸玉(ちがえしのがんぎょく) 道反にある傷を癒す湖の底において道反大神の力をうけた出雲石で、欠けた力や霊力を補うことができる。失われた昌浩の見鬼を取り戻すために、晴明が道反の巫女に申し出た。 天珠(てんしゅ) 天孤の心臓であり、命と力の源。妖異によるいかなる呪詛も浄化し、逆に妖力を増幅させる事も出来る。その為天珠を狙った九尾によって、ほとんどすべての天珠が奪われるが、最後に残った晶霞と凌濤の天珠は、晴明の延命と章子の呪詛の浄化に使われる。 また、晶霞のように、必ずしも体内にある必要はなく身に付けているだけで役目を果たす。 巫女の勾玉 道反の巫女が耳につけていた真紅の勾玉。風音が智鋪の宗主に操られていた頃に母の形見として持っていた。彼女が亡くなった後は巫女から六合に風音の形見として預けられており、風音本人の望みによって勾玉に彼女の魂が込められていた。 八岐大蛇の呪物(やまたのおろちのじゅぶつ) 神代においてスサノオノミコトが大蛇を退治した時、最後に切り落とされた頭の額の鱗。大蛇の怨念が強すぎたため捨てることもできず、道反の聖域で時間をかけて浄化させるはずだったが、大蛇を崇める九流の一族によって聖域から持ち出され、大蛇の復活に利用される。 御統(みすまる) 土の性に弱い大蛇を倒すため、晴明が作り上げた首飾り。土の性をもつ道反の大神より授かった勾玉を、土将である天一の髪でつなぎ、さらに同じく土将の勾陣の力で土の力を活性化させたもの。道反大神の力を宿した御統は、力を与えてくれると同時に、身に付けたものの霊力を根こそぎ奪っていくため、これを使った紅蓮が戦闘後にはとても疲弊していた。
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