磐光ホテル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/20 08:35 UTC 版)
磐光ホテル(ばんこうホテル)は、福島県郡山市熱海町の磐梯熱海温泉にかつて存在したホテルである。1969年(昭和44年)2月5日に発生した火災事故は、典型的なホテル火災の事例として知られている。
注釈
- ^ 隣接していたホテルニュー磐光は防火シャッターで区切られていたため類焼を免れた。
- ^ 当日は風速10mを越す西風を伴う吹雪で、昼過ぎには磐光パラダイスの屋根のアクリル製の採光窓10枚が吹き飛ぶなど荒れ模様の天候であり、夜に入ってさらに風速が増している状態であった。
- ^ 1960年代の数年間活躍した歌手。1964年、「夕焼峠」(原由記作詞、小畑実作曲)でデビュー。火災当時は同ホテルの芸能部に所属していた。なお、一部文献に小坂一也と書かれているものがあるが、これは誤り。
- ^ この3か月前に発生した池之坊満月城火災(兵庫県神戸市兵庫区有馬町、死者30名)を上回る死者を出し、1980年11月20日に発生した川治プリンスホテル火災(栃木県塩谷郡藤原町川治、死者45名)までは宿泊施設火災で日本最大の死者数だった。
- ^ 小倉の没後に複製画が製作された。
出典
- ^ “福島地方裁判所郡山支部 昭和45年(わ)40号 判決”. 大判例. 2023年12月21日閲覧。
- ^ “特異火災事例 磐光ホテル”. 消防防災博物館. 2023年12月21日閲覧。
- ^ 「元ダンサーに無罪 磐光ホテル火事」『朝日新聞』(朝刊、1975年9月5日付、22面)
- ^ 田中日佐夫『日本画 繚乱の季節』美術公論社、1983年、P.66
[続きの解説]
「磐光ホテル」の続きの解説一覧
- 1 磐光ホテルとは
- 2 磐光ホテルの概要
- 3 沿革
- 4 脚注
固有名詞の分類
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