石鎚国定公園
[石鎚山]
西日本の最高峰石鎚山(1,982m)を主峰とする石鎚山脈の一部を区域とする。石鎚山は山岳信仰の道場であり、山頂に熊野権現などが祀られている。一帯の山々は急傾斜の山腹を持ち、北面には断崖も見られる。山麓のモミ、ツガ林や照葉樹林から亜高山帯のシコクシラベ林まで、自然林がよく残っている。上部には高山鳥のホシガラスも生息する。
面河(おもご)渓入り口の関門と土小屋を結ぶ石鎚スカイラインと、北部山腹の成就社までのロープウェイによって、山頂への到達は比較的容易である。面河渓谷は愛媛県側の仁淀(によど)川上流にあり、10kmほどの間に関門、五色河原、蓬莱(ほうらい)峡など、見どころが連続する。亀腹岩は高さ200mに及ぶ花崗岩の大断崖である。
石鎚国定公園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/08 08:13 UTC 版)
石鎚国定公園 Ishizuchi Quasi-National Park |
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石鎚山、旧西条市中心部より
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指定区域 | |
分類 | 国定公園 |
面積 | 10,683ha[2] |
指定日 | 1955年11月1日[3] |
運営者 | 愛媛県、高知県 |
年来園者数 | 690,000人[4] |
公式サイト | 石鎚 高知県 |
石鎚国定公園(いしづちこくていこうえん)は、愛媛県の石鎚山(1,982m)とその近辺の山嶺を占める国定公園である。1955年11月1日指定。総面積10,683ha[5]。
概要
- 指定区域のほとんどを愛媛県が占めるが、一部高知県も含まれる。石鎚山を始め、瓶ヶ森、伊予富士、二ノ森などが含まれる[1]。石鎚山の西麓には面河渓があり、この渓谷も同国定公園に含まれる。
- シラベなどの自然林・イブキササなどの広大な笹原・広葉樹林などがある[1]。
- 2015年11月1日にシンポジウムが行われ、指定60周年を記念に過去を振り返しつつ自然を伝える日として「えひめ石鎚の日」を制定[6]。キャッチフレーズとして「縁(えにし)わく石鎚」とシンボルマークを発表した[7]。
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石鎚山最高峰であり、四国最高峰の天狗嶽
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瓶ヶ森
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伊予富士
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二ノ森
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面河渓
脚注
- ^ a b c “自然公園”. 愛媛県. 2025年8月8日閲覧。
- ^ “国定公園地種区分別面積” (PDF). 環境省 (2025年3月31日). 2025年8月8日閲覧。
- ^ “国定公園の概要” (PDF). 環境省 (2025年3月31日). 2025年8月8日閲覧。
- ^ “国定公園利用者数(公園、年次別)” (PDF). 環境省 (2025年3月31日). 2025年8月8日閲覧。
- ^ 愛媛新聞オンライン(2015年1月1日)
- ^ NPO法人石鎚森の学校(報告・石鎚国定公園制定60周年記念シンポジウム)
- ^ 西条市ホームページ(観光物産課)
関連項目
外部リンク
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固有名詞の分類
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